「田真兄弟」のお話で三人兄弟に伐られそうになる紫荊樹。彫刻や挿絵ではたいてい幹の太いどっしりした大木として表現されています。和名はハナズオウ(花蘇芳)という木です。
花の時期なので 北の丸公園へ見に行きました。場所は武道館の近くです。実物を見ると「あれ?こんなに細いの?」と思ってしまう華奢な木です。
「花蘇芳・マメ科・分布中国」等の説明がありました。
兄弟3人で取り合いになるイメージとちょっと違う・・・。家具や柱にはなりそうにないですね。でも樹皮に薬効があるそうです。
お花は紫色で華やかですね。
根元にはたくさんの株があります。このハナズオウは中国原産で高さも2-3m程度ですが、地中海原産の「セイヨウハナズオウ」という種類の木はもっと幹が太くて高さも10mにもなり、西洋では街路樹にもなっているそうです。「セイヨウハナズオウ」はキリストを裏切ったユダが首を吊った木なんだそうです。