次にご紹介する彫刻の場所はこちらです。通りから見ると山門の左側がブロック塀、右側が瓦屋根つきの木の塀です。まず屋根付きの木の塀側の蟇股彫刻から。
上段と下段の蟇股に彫刻があります。
下段の蟇股。これは、二枚一組で朱壽昌でしょうね。
↓左側がこちらの彫刻。左の人物は建物の中にいますね。
これだけ見ると左の人物が指を噛んでいるようにも見えて、「曾参」かな、とも思いました。でもこの彫刻には「曾参」ならあるはずの薪の束がないし、「曾参」は別の蟇股にありました。
↓右側がこちら。姿勢を低くして母親を敬う朱壽昌。後ろに置いてあるのは荷物と笠かな。
二つ並べてみました。「ご子息がいらっしゃいましたよ」「まあ壽昌が」「母上、お久しぶりでございます」というセリフが合いそうです。
↓こちらは大杉神社の朱壽昌。色がついているとわかりやすいですね。
上段の彫刻は、両方とも鳥ですね。右の鳥は太っててタヌキみたいですが。