二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

八千代市 飯綱神社の彫刻・12 漢文帝

ゆったりと椅子に腰掛ける母親と、親孝行な息子。暮らし向きも豊かな感じ。

八千代市 飯綱神社の彫刻・11 陸績

「曽參と朱壽昌」のように、こちらも二つの孝子が描かれています。柱を中心に、左半分が陸績、右半分が漢文帝。 袁術のお屋敷で出された柑橘類を袂に入れて家に持ち帰ろうとした陸績。それは母親のためと知ると親孝行な陸績に袁術感激。この彫刻は最初に袁術…

八千代市 飯綱神社の彫刻・10 黄香

さて、この彫刻。「黄香」です。神社においてあったチラシ「二十四孝の彫物」の裏面「配置と解説」にも、この彫刻「黄香」の解説として「9歳に母を亡くし、父に孝を、夏は枕席を扇ぎ、冬は身をもって温めた」と書いてあります。でも・・・黄香がいません。 …

八千代市 飯綱神社の彫刻・9 蔡順

親孝行な蔡順に盗賊が感心して、米やら肉やら分けてくれたというお話。何を感心したかというと、自分用の熟していない実と母親用の完熟の実を取り分けて木の実を採っていたからなのですが。大抵籠が二つあるんですが、この彫刻では籠が一つしかありません。…

八千代市 飯綱神社の彫刻・8 董永

こちらも二つのお話が並んでます。中心の大木を挟んで左が董永、右が蔡順。 短期間ですが織姫と夫婦になれた董永。ずっと一緒にいられたらよかったのにね。

八千代市 飯綱神社の彫刻・7 ゆ黔婁

北斗七星に祈りを捧げるゆ黔婁。祭壇には布がかけられているようです。手には笏。

八千代市 飯綱神社の彫刻・6 朱壽昌

お母さんの杖は途中が折れて欠損してますね。

八千代市 飯綱神社の彫刻・5 曽參

ここには二つの場面が描かれています。門を中心に、左が曽參、右が朱壽昌。 曽參親子。右は指を噛んで我が子曽參の帰宅を願う母親。家の中にいるようです。左は山で薪を取っていたら胸騒ぎがして家に駆け付けた曽參。お約束の薪の束もありますね。

八千代市 飯綱神社の彫刻・4 えん子

鹿の格好をしている変な人・・・ではなく親孝行な「えん子」。 なぜこんな格好をして鹿の群れの中にいるのか、状況説明するえん子。 鹿だ鹿だと喜んで駆け付けた猟師とワンちゃん。

八千代市 飯綱神社の彫刻・3 丁蘭

親と別れて育った丁蘭。両親の死後、親をかたどった木像を作って親孝行した、とのこと。 書籍によると「父母の姿を木もて作りなし 朝夕生ける人に仕ふるごとく孝行を尽くしける」とのことですが、具体的にはどんな尽くし方をしてたのでしょう。朝昼晩と食事…

八千代市 飯綱神社の彫刻・2 田眞兄弟

木を囲む三兄弟。父親の遺産相続の際、庭の大木も伐って三等分しようと、一晩かけて円満な(?)話し合いがまとまりました。でも夜が明けて庭を見ると木が枯れていました。この彫刻の場面は「伐った木でテーブルでも作ろうかな」「誰かに売っちゃおうか」「…

八千代市 飯綱神社の彫刻・1 老莱子

老莱子の服のリボンのたなびき加減が好き。子供たちの動きも躍動感があるしお父さんが一杯飲んで息子の踊りを眺めているところも自然でいい感じ。 ↓こちらは匝瑳市・飯高神社の老莱子。老莱子をはさんで、両親と子供たちの位置が飯綱神社の彫刻とは反対にな…

八千代市 飯綱神社

2018年11月15日、2年半ぶりに訪れました。 24揃っている二十四孝の彫刻って少ないですね。本当に貴重だと思います。 今年9/22の記事でも簡単にまとめてみましたが、あらためて1点ずつ見直していきます。 http://d.hatena.ne.jp/shousin/20180922

稲敷市 大杉神社の彫刻・十二支

華やかに彩られた社殿の脇に、特に説明のない古いお堂がありました。ちょっと傾いています。屋根は銅葺きで修復されているようです。 こちらは十二支の彫刻が施されています。どれも動物と人間が描かれていて興味深いのですが、解説がなくて淋しいです。「子…

稲敷市 大杉神社の彫刻・12 王祥

冷酷な継母のため、自らの体温で池の氷を融かし、飛び出した鯉をつかまえた王祥。「王祥」の隣の彫刻は「大舜」だと思いますが、画像で確認できるのは「王祥」が限界。 パンフレットに載っていた王祥の写真。故事の説明は出てません。パンフレットには「王ほ…

稲敷市 大杉神社の彫刻・11 張孝 張礼

仲由から姜詩までの10枚は境内の自由に歩ける場所に面していたので見やすかったですが、残りの彫刻は柵の向こうなのでよく見えない、もしくは全く見えない。 柵の向こうの一番手前は張孝兄弟。 手前二人が盗賊、奥の二人が張孝・張礼の兄弟。 左の男性は胸を…

稲敷市 大杉神社の彫刻・10 姜詩

姑のために毎日水を汲みに川へ通っていた奥さん。ある日荒天のため水を持ち帰れなかった奥さんを姜詩が追い出した・・・というエピソードは割愛されてますね。追い出された奥さんはそれでもこっそり姑のために物資を運んだりして心優しいお嫁さん。この話で…

稲敷市 大杉神社の彫刻・9 呉猛

「蚊も孝行な呉猛に感心し、呉猛だけを刺すようになりました」。 やっぱり刺すのね。

稲敷市 大杉神社の彫刻・8 朱壽昌

長い間離れて暮らしていた親子の感動の再会。 お母さんの杖は下半分が折れて欠損していますね。

稲敷市 大杉神社の彫刻・7 黄香

黄香はお父さんと二人暮らし。そして孝行を尽くしました。 じゃあお父さんをベッドに運んでいるこの少年はだあれ?通いのお手伝い少年?お父さんを運ぶより、床を仰ぐほうがラクそうだなあと思います。黄香より、この少年のほうが頑張ってるような。

稲敷市 大杉神社の彫刻・6 楊香

楊香は何故かほかの孝子に比べて説明がシンプル。「楊香が祈ったら虎は去った」と書いてありますが、楊香はどうみても虎に躍りかかっています。

稲敷市 大杉神社の彫刻・5 田眞 田廣 田慶

伐られゆく自分の運命を知った紫荊樹。葉の先から枯れてきています。

稲敷市 大杉神社の彫刻・4 丁蘭

姑の像を傷つけた奥さん。相当ストレス溜まってたんでしょうね。

稲敷市 大杉神社の彫刻・3 董永

天に帰る織姫を見送る董永。 さて大杉神社は「日本唯一夢むすび大明神」だそうです。 でもHPのトップページで「大明神」が「大名神」になっているのが気になる〜。「だいみょうじん」で漢字変換すれば「大明神」と出てくるんだけどなあ。「だいみょう・か…

稲敷市 大杉神社の彫刻・2 王ほう

葉っぱが茶色いので、この木は「王ほうの涙で枯れた柏の木」なんでしょうね。そして右手には嬉しそうに太鼓を叩いて雷鳴を轟かせる雷神の姿。この彫刻は父の墓前と墓の墓前、二つのシーンを一つにまとめているのでしょう。

稲敷市 大杉神社の彫刻・1 仲由

出世して裕福になったとき、すでに両親は鬼籍に。親を偲んで涙する仲由。「論語」では血気盛んなイメージのある子路(仲由)の、心優しい一面ですね。

稲敷市 大杉神社

何かと慌ただしかった10月が無事に過ぎ、久しぶりに二十四孝の彫刻を見にお出かけしました。 以前一度訪れたことのある茨城県稲敷市の大杉神社は菊花展を開催中。麒麟門の前には五重塔や扇を彩る菊の花。日本の秋らしい風景ですね。 パンフレットによると、…