宇佐市 豊前善光寺鐘楼
とうとう最後になりました。王裒。 雲の中には太鼓を叩く雷神。バチを持っているのは右手?左手?腕がどうなっているのかよくわかりません。 ーーー 宇佐市 豊前善光寺鐘楼の二十四孝彫刻 終 ーーー
いよいよ最後の面になりました。右が大舜、左が王裒。 鍬を担いだ大舜。両親に虐待されながらも親孝行を貫いた孝子。 そして農地を耕してくれる象。 草むしり担当の小鳥が二羽。 昔は色が綺麗に塗られて鳥もわかりやすかったことと思います。
姜詩の左側は唐夫人。右側の植物は蘇鉄? お姑さんは足のある椅子に座っています。 上の画像だとわかりにくいですが、多分こういう感じの嫁と姑です。彫刻には子どもはいないようですね。 「御伽草子」国立国会図書館デジタルコレクションより
最初にご紹介した庾黔婁・曽参ペアの反対側に来ました。 向こうは竹林の中の虎でしたが、こちらは獅子かな? 獅子の下の二十四孝彫刻は右が姜詩、左が唐夫人。 この木は梅みたい。 水を掬って桶に入れる女性。姜詩の奥さん。姜詩はいつも通り不在。 柄杓の先…
朱寿昌の左には王祥。 服を木の枝に掛けて氷の上に寝転ぶ王祥。 この絵と似てますねー。 禿氏祐祥 編『二十四孝詩選 : 解説共』昭和21. 国立国会図書館デジタルコレクション より 左の鯉は上半身(?)を水面に出して、右の鯉は顔だけ出してる感じ。
次の面は右が朱寿昌、左が王祥。 長く離れて暮らしていた母親との感動の再会シーン。 遠路はるばる親に会いに来た朱寿昌。母は杖を突いて朱寿昌に近づいてゆきます。杖は下の方が折れてますね。朱寿昌の背後には旅の荷物があるはずですが、この写真ではよく…
庾黔婁の左側は曽参。 薪の束を担いで家に向かうところでしょうね。 右側の薪の束にはちゃんとナタが挟まれています。
橦木のある面から見ていきます。 上の蟇股には竹に身体を巻き付けてる虎。 そしてその下の二十四孝彫刻。左側は薪を背負った曽参、右側が庾黔婁。 星に祈る庾黔婁。 端正な横顔。 後ろの童子はお供えを運んでいるようです。 お馴染みの祭壇。燭台や香炉かな…
明日からは宇佐市豊前善光寺の鐘楼の二十四孝彫刻をご紹介していきます。 こちらは本堂。 そしてこちらが二十四孝の彫刻のある鐘楼です。 一面に二点ずつ、計8点の彫刻があります。