二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

松山市 繁多寺鐘楼・16 孟宗

真冬にタケノコを収穫することができた孟宗。 無事収穫しての帰り道ですね。 鍬の右側には二つ、左側には一つタケノコを結わえているようです。 葛飾戴斗の孟宗。これを参考にしたのかな。 明日から一週間ほどお休みします。皆さまよいお年を!

松山市 繁多寺鐘楼・15 閔子騫

大舜の右上の位置には閔子騫。 前妻の子である閔子騫に薄着をさせて、つらく当たっていた後妻が追い出されそうになっているところ。自分が産んだ二人の子は重ね着をさせてモコモコ状態。 御伽草子の閔子騫。 国立国会図書館デジタルコレクションより

松山市 繁多寺鐘楼・14 王祥

母親が鯉を食べたいというので真冬に鯉を捕りに行った王祥。水面は氷で固く閉ざされていました。 王祥が服を脱いで氷の上に横たわると、体温で穴が開いて鯉が飛び出して来ました。

松山市 繁多寺鐘楼・13 朱寿昌

大舜の左上は朱寿昌。 生き別れの母親を探し、ついに巡り合えた朱寿昌母子。 意外と恰幅の良いお母さんでしたー。

松山市 繁多寺鐘楼・12 董永

今日は董永。 董永は親孝行。でも貧しくて、亡くなった父親の葬儀費用も人に借りました。天は董永を助けるために織姫を遣わしました。織姫は織物をせっせと織って、董永の借金を返済したのちに天に帰っていきました。 こちらは「二十四孝教近道」の董永。 天…

松山市 繁多寺鐘楼・11 丁蘭

大舜の右隣りは丁蘭。 亡き両親の姿を木像に彫って、朝に夕に食事を供え敬った丁蘭。 この絵では女性っぽいですが丁蘭は男性です。 奥さんは丁蘭を冷ややかに見つめます。 時間の無駄よね、とでも言いたそう。

松山市 繁多寺鐘楼・10 大舜

このところ風邪でダウンしておりました。ようやく体調復活しました。 さて二十四孝の書籍では巻頭に登場することが多い大舜。 象や小鳥と一緒に農作業をする少年。 家族に虐げられながらも恨むことなく誠意を尽くした大舜。やがて皇帝にスカウトされ、名君と…

松山市 繁多寺鐘楼・9 老莱子

大舜の左隣は老莱子。 年老いた両親に年齢を感じさせまいとして、老莱子は幼児のようにふるまって泣きわめいたり派手な着物で踊ったりするのでした。 写真が不鮮明なせいか、ギャラリー全員怒ってるように見えます。(本当は両親がニコニコと老莱子を見つめ…

松山市 繁多寺鐘楼・8 楊香

下から二段目の右端は楊香。 楊香はかわいい女の子・・・には見えませんね。どうみても屈強な青年。 手持ちの中国の二十四孝の本を見ると・・・ こちらも青年として描かれてるようですね。右側の説明文にも「女」という文字は出てきません。一方、中国の辞典…

松山市 繁多寺鐘楼・7 唐夫人

下からも右からも2番目の位置にある唐夫人。 高齢で歯が悪いのか抜けちゃったのか知りませんが、そんなお姑さんに自ら乳を飲ませる唐夫人。野菜などをすりつぶしたのを食べてもらえばよさそうなもの。 子どもが怒ってます。この子もとっくに乳離れしてそう…

松山市 繁多寺鐘楼・6 漢文帝

大舜の下には漢文帝。 皇帝自ら母親の世話をしました、という美談ですね。皇帝は衣服もラフな格好に着替えずに、正装のまま介護をした、と。着替えればいいじゃないの、と思う(笑)。でも普段着に着替えたら絵にならないわね。 皇帝が身なりも崩さず皇太后の…

松山市 繁多寺鐘楼・5 姜詩

下から二段目の左端は姜詩。 姑に美味しいお水を飲ませるために遠くまで汲みに通ったお嫁さん。姑の実子である夫の姜詩は「汲んで来い」と指図しただけ~。なのに二十四孝に「姜詩」として名が残る。理不尽だわ。 親孝行が天に通じて家の真ん前に水が湧きだ…

松山市 繁多寺鐘楼・4 呉猛

最下段右端は呉猛。 一瞬、殺人現場かと思いましたが二人とも生きてます。右の少年が呉猛です。呉猛の身体の回りにたくさんある黒くて小さいものは蚊です。横でスヤスヤ寝ているのは父親です。 真冬にタケノコをゲットできた孟宗や、氷の割れ目から魚が飛び…

松山市 繁多寺鐘楼・3 庾 黔婁

最下段、右から二つ目は庾 黔婁。 この図の最下段1~4(剡子、蔡順、庾 黔婁、呉猛)と最上段21~24(陸績、黄山谷、田真兄弟、張孝兄弟)は二十四孝の書籍では後ろのほうで登場することが多いメンバーですね。 崖の上みたいなところで北斗七星に祈る庾 黔…

松山市 繁多寺鐘楼・2 蔡順

下段左から二番目は蔡順。 収穫した桑の実を、熟した実は母親に、まだ硬い実は自分用に・・・と二つの籠で仕分けしていた蔡順。盗賊に襲われましたが、籠が二つあることをいぶかしんだ盗賊に事情を説明したところ盗賊は蔡順の親孝行ぶりに心を打たれました。…

松山市 繁多寺鐘楼・1 剡子

最初にご紹介するのは下段一番左の剡子です。下の24枚の天井画は写真を切り張りしているので木枠がガタガタですがご容赦を。象が2頭いて見つけやすい「大舜」と「剡子」は絵の向きが同じですね。 眼の悪い親のために、薬効のある鹿の乳を採取しに鹿の扮装ま…

松山市 繁多寺(はんたじ)鐘楼

11月末に高知県松山市の第五十番札所、繁多寺にお詣りしました。 鐘楼の天井画は二十四孝。 縦構図の絵と横構図の絵が混在しているうえに絵の向きがバラバラで、配置のルールがわからない・・・。どういう順番で並べたのかなあ。 なんとなくいつもセンターに…