二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

登米市 興福寺観音堂・6 大舜(完)

ラストは大舜。こちらの面は他の面と比べて退色が進んでいるようです。風雨が当たりやすいんでしょうか。

 

大舜と象も全体に黒っぽくなってます。

「むずかしい家庭」って何?と思われた方はこちらの記事童子教・5大舜をご覧ください。舜は何度も親に殺されかけます。

 

大舜は木の幹に腰かけています。

 

背中には鎌、右ひざのあたりには鍬があります。

 

大舜は左手で指をさして、象に何か話しかけてる様子。向こうの畑も耕しておいてね、僕は休憩してるから、とかなんとか。

 

草むしりしてくれた鳥もいますね。

 

右側には2羽いるようですね。合計3羽の小鳥。

ーーー 登米市 興福寺観音堂の二十四孝壁画(終)ーーー

登米市 興福寺観音堂・5 陸績

袁術(えんじゅつ)さんちにお邪魔して、出されたミカンをこっそり持ち帰ろうとして袁術に咎められた陸績。「持ち帰ってお母さんに食べさせてあげようと思ったのです」と、親思いな自分をアピールします。袁術は素直に感動してくれました。

中央の青い服の男性が袁術、左の少年が陸績です。

 

 

岡田玉山「絵本二十四孝」の陸績。壁画の人物配置もこんな感じですね。

 

社寺彫刻では、陸績のミカンは小さいのでわかりにくいことが多いです。

 

ちゃんと足元に転がってます。

 

なんだか、このミカンは皮を剥いてある状態みたいに見えます。

「やっぱり自分で食べながら帰るつもりだったんだろう」と袁術に言われたら言い訳しにくい状況。

 

下の彫刻や山車装飾のようにミカンの周囲に広がっている部分は緑色で葉っぱらしく塗ってほしいところです。

栃木県鹿沼市・千手院観音堂の陸績。

 

大津まつり・郭巨山水引幕の陸績。

登米市 興福寺観音堂・4 楊香

 4番目は虎に立ち向かう楊香。

He said to th(e?) tiger, ・・・この解説では楊香は男の子になってますね。楊香は作品によって少女だったり少年だったりする不思議な存在です。

 

楊香はお父さんと木の実を採ってたんですね。

 

蓮田市の高虫氷川神社の楊香もカゴがあるので木の実だか山菜だか採っていたんでしょうね。

 

薪取りのパターンもあります。練馬区長命寺の楊香。

 

なんだかお父さんの表情は楽しそう。

登米市 興福寺観音堂・3 郭巨

3番目は郭巨。

 

郭巨ってGuojuって発音なのね。

「泣きながら」は脚色ですよね~。英語の方には出てこないし~。

 

天に感謝を捧げる郭巨。

奥さんメイク直したいんじゃないかしら。

登米市 興福寺観音堂・2 庾黔婁

お堂の背面、一番右には庾黔婁。

上の説明板のように、庾黔婁のお話は「祈りました」で終わることが多いんですよね。たまに「めでたく治りました」というハッピーエンド編もありますが、星に祈っておしまい編が優勢。

 

祭壇にはお洒落な柄の布が掛けられています。

 

笏を持つ庾黔婁。

そして夜空には北斗七星。星は願いを叶えてくれたのかどうか。

 

こちらは御伽草子の庾黔婁。

御伽草子 第13冊 (二十四孝) 国立国会図書館デジタルコレクションより

登米市 興福寺観音堂・1 孟宗

向拝の彫刻も見事な観音堂。

龍の彫刻の上には虎の彫刻がありました。

 

左側に回ると、奥に孟宗の壁画があります。

 

壁画の前には説明板が立てられていて嬉しいですね。

なぜかタケノコを掘らずに河を眺めている孟宗。孟宗が竹藪に来てからニョキニョキはえてきたタケノコ、早く採らないとあっという間に竹になっちゃいそう。

宮城県登米市 興福寺観音堂

宮城県登米(とめ)市の興福寺を参詣しました。

 

立派な観音堂。ご本尊は十一面観世音菩薩さま。

 

観音堂の外壁に二十四孝の壁画があります。お堂の左右に一枚ずつと、こちらの背面に4枚。全部で6枚。

明日から一日一枚ずつご紹介していきます。