二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

成田市 成田山新勝寺釈迦堂

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・24 閔損

継母に意地悪されていた閔損。気づいた父親は継母を追い出します。 閔損は父親をなだめて継母を家に戻すよう説得しています。 継子の閔損に冷たくあたっていた継母。泣きながら家を出ていくところ。 真冬なのに継母がくれた服は薄くてこごえました。それでも…

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・23 王祥

ついに成田山の二十四孝の彫刻(各2場面)もラスト一枚になりました。 左が「臥氷求魚」の王祥、右が「単衣順母」の閔損。 継母が魚を食べたいというから真冬にもかかわらず魚を捕りに行き、氷を体温で溶かして見事鯉を二匹捕まえました。 釣果を携え橋を渡り…

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・22 王ほう

雷が嫌いな亡母のために、雷雨の際はお墓に駆けつけて母を励ます親孝行な王ほう。 雨風激しいです。 強風でなぎ倒される草の表現が見事。 こちらは「修身二十四孝」の挿絵から。お墓の形や帽子の置き方、王ほうのポーズなど似てます。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・21 呉猛

この彫刻は左が呉猛、右が王ほう。 安眠する父親と、多分寝られない呉猛。 父親が蚊に刺されないよう、自分が裸になって蚊の襲撃を受ける子供。 」 敷物まで丁寧に模様が彫り込んであります。 雨引観音の呉猛の構図と似てますね。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・20 陸績

訪問先で出された果物を自宅で待つ母のためにこっそり持ち帰ろうとして注意された陸績。 階段の上の袁術と下の陸績。 陸績の足元には橘の実。 袁術の後ろにはもうお一人どなたかいらっしゃいましたね。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・19 仲由

紹介する成田山の二十四孝の彫刻もだんだん残り少なくなってきました。こちらは左が仲由、右が陸績。 仕事で出世し財を得て晩年は豊かな暮らしを送る仲由。思い出すのは父と母。 たくさんの食器が並ぶテーブル。けれど仲由は、米を背負って運び必死で働いて…

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・18 黄香

父親の布団を仰いで冷やしている黄香。「扇枕温衾」とは「夏には枕もとで扇であおいで涼しくし、冬には自分の体温で親の布団を温めてから親を寝かせる」という意味だそうです。 蚊に刺されまくるより、ずっとソフトな親孝行。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・17 朱壽昌

左側が朱壽昌。右が黄香。 母親の家を訪れた朱壽昌。・・・家はどこ? 手前に朱壽昌の帽子が置かれています。荷物はなさそうですね。母親の杖は折れてしまったようです。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・16 大舜

「孝感動天」の大舜。親孝行な大舜のために天は農作業のお手伝いに、象と鳥を派遣してくれました。 大舜くん可愛い。象の背中と足元に鳥が数羽ずつ。 さりげない小鳥の彫刻もこのクオリティ。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・15 漢文帝

さて、こちらは左が漢文帝、右が大舜。 漢文帝と丁蘭の彫刻は見分けにくいですが、この母親も「生きてる母親」なのか、「木彫りの母親」なのか、悩みます。でも文帝の後ろにいるのが童子なので漢文帝なんだろうなあ、と。丁蘭なら妻がついてくることがあって…

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・14 楊香

りりしく虎に立ち向かう楊香。 お父さんは逃げ腰。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・13 郭巨

この彫刻は左が郭巨、右が楊香。 わが子を埋めようとして、黄金の釜を掘り出したシーン。 こちらは老母のいる郭巨の家ですね。橋を渡って埋めに来たんですね。 釜が力強く光り輝いています。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・12 姜詩

母親のために毎日遠くまで水くみしたり魚を捕まえに行ってたりしたら、ある日家の前に泉が湧いて鯉も泳いでいた、というミラクルストーリー。 こちらが姜詩の母親。 姜詩の奥さん。ご主人の姜詩はお仕事に行ってるんでしょうね。 手には水くみの器。 魚もも…

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・11 唐夫人

この彫刻は良くできたお嫁さん二人が並んでました。左が唐夫人、右が姜詩。 姑に乳を飲ませる唐夫人。 これは何かしらねー。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・10 孟宗

病床の母親のために真冬にタケノコを掘りに行った孟宗。 ここはきっと孟宗の家。「タケノコなんて、この時期あるわけないよね」と思いながら竹林へ向かったんでしょうね。 孟宗、タケノコを縛ってます。左手の紐は欠損していますが、手の動きで紐を引き締め…

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・9 曽參

北の扉の彫刻4枚のうち左端の一枚は左側が曽參、右側が孟宗。 母の心の声を感知して山中から急いで家に帰る曽參。 山道を駆け降りる曽參。背中には薪が・・・ない。成田山の彫刻は「えん子の鹿乳の壺」や「天女の機織り道具」など、あるべきアイテムを網羅…

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・8 老らい子

踊る老らい子。 家の奥には二人並んだ老夫婦。息子の踊りを眺めています。タイトルの飾り枠がお洒落。 別角度からもう一枚。おばあさん笑ってる様子。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・7 董永

こちらは左側が董永、右側が老らい子の彫刻です。 天女が反物を董永のもとに置いて天に帰っていくシーン。 天女は雲の上の人になりました。 機織り道具も忘れずに持って帰ります。 董永に残されたのは織物だけ。人物の衣装には細かい模様が彫られています。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・6 ゆ黔婁

祭壇の前で父親の病気平癒を祈るのは、ゆ黔婁。 正装しているゆ黔婁の両脇に、長柄の団扇「翳(さしは)」を持つ少年と壺のようなものを捧げる少年。 真剣な面持ち。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・5 丁蘭

これは丁蘭(左側)とゆ黔婁の彫刻です。 離れの建物にお供え物を運ぶ夫婦。丁蘭と、その妻ですね。 二人が歩く渡り廊下の屋根の上には鳥が二羽止まっています。その向こうの離れの中には何かチラッと見えていますが、よくわからないです。親の木像が二つ並…

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・4 えん子

親の眼病を治すための鹿乳を得るために、鹿の扮装をして山の中へ入ったえん子。 そうとは知らず、鹿だと思ってえん子を狙う狩人たち。 えん子の足元にあるのは鹿乳を入れるための小さな壺ですね。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・3 蔡順

左側が蔡順、右側はえん子の彫刻。 蔡順の左にあるのが二つの籠でしょうね。 蔡順に話しかける盗賊。その後ろに馬、馬の奥にも二人盗賊。蔡順の右側にあるのは盗賊からもらったお米の袋なのかな?

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・2 黄庭堅(黄山谷)

病床の親の介護のため、みずから下の世話をする孝行息子の黄庭堅。 お屋敷の外の川へお小水を流している黄庭堅。女性はお茶かお薬を運んでいるようですね。(左上で手を挙げているのは隣の彫刻、「田眞兄弟」の人です)

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・1 田眞・田廣・田慶

もうすぐブログに書き込めなくなるのが非常に残念です。成田山釈迦堂の彫刻が最後になりそうです。 左側が田眞兄弟、右側が黄庭堅(こうていけん)です。 「田眞田廣田慶」のタイトル札があります。 木を見上げる三兄弟。

成田市 成田山新勝寺 釈迦堂(なりたさんしんしょうじ しゃかどう)

真言宗智山派の大本山、成田山新勝寺。 扉が開いていると見えない彫刻があるので扉の閉まる夕方に参拝しました。 東の扉。 北の扉。 西の扉。