二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

千手院観音堂の彫刻・10 朱壽昌

母親は童子に介助されながら杖を突いて玄関先に登場。息子の朱壽昌は笠と旅の荷物を脇に置いて正座し、帰宅の挨拶。

千手院観音堂の彫刻・9 王祥

二十四孝の彫刻で半裸といえば呉猛くんと王祥さん。呉猛君は夏だけど王祥は真冬。サカナ捕まえられてよかったねー。

千手院観音堂の彫刻・8 陸績

床の上に落ちている橘の実を挟んで、左が袁術、右が陸績。 橘の実はお堂の真下からよりも、ちょっと離れたところからのほうが見やすいです。

千手院観音堂の彫刻・7 姜詩

ああ、いるわ姜詩が真ん中に。姜詩はちょくちょく彫刻の画面から席を外すので、いるとホッとする。 我ながらピンぼけでいやになるわ。赤丸の中は鯉二匹ですよね。姜詩は奥さんを監視して見てるだけ。でも姜詩は不在がちだから、いるだけマシに思えてくるから…

千手院観音堂の彫刻・6 張孝兄弟

盗賊に襲われてる男性。「蔡順かな?」と一瞬迷ってしまったわ。兄弟の一人は胸をはだけてくれてると嬉しいんだけどな。青いコスチュームは盗賊チーム、赤は兄弟チームで色分けしてるのね。

千手院観音堂の彫刻・5 曽參

山で薪を拾っていたら胸騒ぎがして、急いで帰宅した曽參。

千手院観音堂の彫刻・4 呉猛

父親の横で眠る呉猛。親の代わりに蚊に刺されまくる孝行息子。 横たわる呉猛は遠目だと人間か犬か、はたまた亀か、と迷ってしまうところ。

千手院観音堂の彫刻・3 王ほう

右手に雷神、左手に墓を守る王ほう。「王ほう」の構図はこれで決まり。

千手院観音堂の彫刻・2 えん子

綺麗に彩色されているのでわかりやすいです。狩人の左手には弓。右手はきっと矢を持っていたと思われます。えん子の右手は「ちょっと待った!」という感じに真っ直ぐ。狩人は「なんだコイツ」という目で見ています。

千手院観音堂の彫刻・1 大舜

象が一頭に鳥が三羽。大舜は鍬を肩に乗せ、しばし休憩?

鹿沼市 紫雲山千手院(しうんさん せんじゅいん)観音堂

東武日光線新鹿沼駅からバスに乗って行きました。ここは千手山(せんじゅさん)公園の中です。懐かしい雰囲気の遊園地が横にありました。 案内板には「古来三十三年目ごとに開帳し」と書かれていますが、現在は毎月1日に御開帳されるとのこと。有難いことで…

雨引観音の彫刻・19 漢文帝

この漢文帝の彫刻は「丁蘭」と区別がつきにくい。横で母親を扇いでいる子供とかいてくれるとわかりやすいのだけど。でもこの帽子は皇帝特有の帽子(冠?)みたいです。 こちらは丁蘭の彫刻。母親の像が丁蘭よりもうんと小さいので人形とわかる。等身大の像だ…

雨引観音の彫刻・18 黄山谷

親の下の世話を進んでした黄山谷。 左手には尿器。右手は指を舐めているところでしょうか。「修身二十四孝」の黄庭堅の項に「薬も舐めて試みてすすむ」という表現があるので、父親の薬をまず自分で試しているところ?人の薬を勝手に飲む行為、現代では違和感…

雨引観音の彫刻・17 朱壽昌

離れ離れになっていた親子の感動の再会。 母親の右手がちょっと気になる。ひょっとして杖を持っていたのでは? 母親の手に杖があったとしたらこんな感じ、という想像図を作ってみた。

雨引観音の彫刻・16 唐夫人

歯のない姑に乳を飲ませる唐夫人。

雨引観音の彫刻・15 孟宗

真冬にタケノコを掘り出す男性は孟宗。肩や背中の白い部分は雪が積もってるところでしょうね。

雨引観音の彫刻・14 呉猛

横たわる父親の横に上半身裸の少年。呉猛ですね。 父親の代わりに蚊に血を吸われる親孝行な息子。 これまでのところ、呉猛の彫刻では呉猛のポーズに2種類あるようです。一つは床に突っ伏して顔を両手で覆い、泣いているような姿。もう一つは膝をかかえて座…

雨引観音の彫刻・13 黄香

布団を仰いで冷やす孝行息子は黄香。

雨引観音の彫刻・12 姜詩

姜詩。 姜詩が母親に捧げているのはお皿に乗った鯉の膾でしょうね。姜詩の妻は泉で汲んだ水を持っています。

雨引観音の彫刻・11 ゆ黔婁

祭壇の前に座り、天を見上げて祈りを捧げる男性。ゆ黔婁ですね。服装がきちんとしています。後ろの茶色い服の人は従者でしょうか。 雨引観音の彫刻は飯綱神社のゆ黔婁を左右逆にした構図ですね。雨引観音のほうには北斗七星はないけれど。

雨引観音の彫刻・10 蔡順

盗賊から貰ったのは米俵と片腿の肉。蔡順(左)ですね。この彫刻だけ見ると、なにか偉い人からご褒美貰ったみたいに見えますが実は右の人物は盗賊。蔡順の親孝行ぶりに感動して食料を渡しているところ。

雨引観音の彫刻・9 陸績

橘の実を挟んで、袁術(右)と陸績。 台の上には器に盛られた橘の実。

雨引観音の彫刻・8 王祥

王祥ですね。橋の下で涼みながら昼寝している人かと間違われそうで心配。彼が横たわっているのは真冬の氷の上ですからね。凍っているのは本によって池だったり川だったり江だったりします。

雨引観音の彫刻・7 丁蘭

ひな壇みたいなところに飾られた、たぶん母親をかたどった小さな木像。これは「丁蘭」ですね。 丁蘭がお供え物を捧げているところでしょうか。

雨引観音の彫刻・5と6 楊香(二枚組)

二枚組の彫刻、楊香。 左はトラ。 右は楊香とお父さん。お祈りする楊香。二枚の彫刻が離れているので、トラに飛び掛かるポーズは取らせにくいでしょうね。 二枚近づけるとこんな感じ。

雨引観音の彫刻・4 郭巨

黄金の釜をはさんで夫が両手を合わせて天に感謝、妻は赤ちゃんを抱き、地面には鍬。スタンダードな構図。

雨引観音の彫刻・3 閔損

実子の二人には厚着を、先妻の子である閔損には薄着をさせていた継母。夫に知られて追い出されそうになったところ、閔損が間に入って父を説得しています。 お父さん怒ってます。

雨引観音の彫刻・2 大舜

やはりカラーだと遠目でもわかりやすいですね。象がいて鳥もいる。大舜の象さんは挿絵でも彫刻でもほとんどこのように後ろを振り返るポーズです。

雨引観音の彫刻・1 王ほう

本堂の観音堂の額の右側にある、雷神の彫刻。これは「王ほう」の彫刻では、よく右側にいて雷鳴を轟かせている雷神ですね。 「観音堂」の額の右側に雷神。額の左側には「漢文帝」の彫刻。ということで・・・ 主役の王ほうが不在。でも、いくらなんでも雷神だ…

桜川市 雨引観音(あまびきかんのん)

茨城県桜川市の雨引観音、楽法寺。坂東観音霊場第二十四番札所。観音堂の四面に5つずつ(正面は「観音堂」の額の左右に二つずつ)二十四孝の彫刻があります。 クジャクが放し飼いされていることでも有名。ケージに入った鳥もいました。