加須市 龍蔵寺
最後は山門の内側の彫刻です。 真冬にタケノコ掘りに来た孟宗。孟宗に向かって、採ってくださいといわんばかりのタケノコ3本。 向かい側の場所には梅の木と仙人でしょうか。お名前は存じあげません。 ということで24枚の蟇股のうち二十四孝が9人で11枚(閔子…
ブロック塀側の面、黄色で囲んだ部分が上段の蟇股です。下段は右が「庾 黔婁」、左が「曽参」です。 左が二十四孝の「王祥」です。橋の脇で氷の上に寝そべる王祥。右下には脱いだ着物を枝か何かに掛けているよう。氷がひび割れて危険です。鯉はどこにいるの…
今日は本堂側上段の蟇股を見ていきます。 「鬼島」と書かれた額が掛かっています。 蟇股4つはこういう配置です。両脇はお花ですね。両方とも水辺の花のようです。 右から二つ目は郭巨ですね。 肉眼では確認難しかったですが、写真では赤ちゃんを抱いたお母さ…
さて肉眼では見にくい、上段の蟇股に取り掛かります。まずは山門正面から。山号の「古佛眼山」と書かれた額が掛けられています。 蟇股は4つ。 中央の額には葵の御紋。この額の右側の蟇股彫刻が二十四孝メンバーっぽいです。 パッと見、大舜かなと思いました…
山門側面、ブロック塀側の下段左側の蟇股彫刻は曽参。 指を噛んでいるお母さん、破損前はどんな顔だったのかしらね。 薪が曽参のトレードマーク。二つの束は棒で繋がってますね。 二十四孝諺解の曽参。 ARC古典籍ポータルデータベースより
山門下段蟇股の二十四孝は残り二つとなりました。朱寿昌・閔子騫ペアとは反対の面、ブロック塀のあるほうの面です。 蟇股は上段と下段、二つずつ。 下段の二つはこちら。 右から見ていきます。庾黔婁ですね。左下は波が打ち寄せてるところです。庾黔婁の背後…
この画像は山門をくぐって、境内から山門を見上げています。 昨日ご紹介した「閔子騫」の「継母」は下段右端です。 中央は鳥。キジかしら??? そして下段の左側が唐夫人。 ARC古典籍ポータルデータベース二十四孝諺解より
山門をくぐって、瓦葺の塀のある側へ回ります。瓦屋根に近い、下段左側の蟇股。 右は昨日ご紹介した朱寿昌、左が閔子騫です。 こちらが奥さんを追い出したお父さん。 これぞ閔子騫の決めポーズ。 本当なら閔子騫の指さす方向には父親に追い出された継母と乳…
通りから参道に入り、山門を見上げます。蟇股は上に4つ、下に3つありますね。 まず見やすい下の段から見ていきます。 ↑こういう感じで3つ並んでいます。 一番右はこちら。これは仙人ですね。鉄拐仙人かな? 中央の彫刻がこちら。鳥ですね。何の鳥かしら。水…
明日からは埼玉県加須市の無着山 龍光院 龍蔵寺(むちゃくさん りゅうこういん りゅうぞうじ)の二十四孝彫刻をご紹介していきます。 山門の蟇股にたくさん彫刻があります。彫刻は二十四孝のほかに仙人、鳥など混在しています。 えー、こちらの山門の彫刻は…