2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧
朱壽昌。「棄官尋母」・・・官を棄てて 母を尋ぬ。 彫刻や挿絵では家の門前での再会の瞬間が描かれることが多い朱壽昌ですが、これはさらに進んで朱壽昌は老母にすがりついています。幼児のように母に身を寄せ感涙にむせぶ朱壽昌の声が聞こえるようです。母…
大舜。「孝感動天」・・・孝感、天を動かす。 農作業中の大舜を手伝う象。空を舞う小鳥は雑草を抜いてくれました。 感心な大舜のもとへ尭帝より使者が訪れました。「突然ですが帝になりませんか?」・・・と言われたのかどうか知りませんが、大舜はのちにめ…
江革。「行傭供母」・・・行傭(こうよう)して母に供す。 戦乱を逃れ、母を連れて遠くへ逃げる途中山賊に襲われた場面。江革親子の服はところどころ破れ、あて布もしてあります。生活の厳しさが伺えます。 江革の孝心に感動した盗賊が解放してくれたので、…
陸績。「懐橘遺母」・・・橘を懐にして母に遺(おく)る。 陸績6歳。袁術の勧めた果物を、その場で食べずに袂に入れて母親のために持ち帰ろうとしました。帰り際に挨拶をしたところ袂から果物がこぼれ落ちたので袁術に咎められ、事情を説明する陸績。 6歳…
便宜的に番号を振りますが、順不同です。(切手に番号がついているわけではありません) 漢文帝。この切手の漢字は右から読むんですね。「親嘗湯薬」・・・みづから湯薬を嘗(な)む。奥のベッドで横になっている女性は文帝のお母さんの薄(はく)太后。 「…
「中華民国郵票」と書かれている切手。「中國民間故事郵票(台湾)」というシリーズの一部のようです(民間故事とは民話や昔話のこと)。二十四孝のものだけ集めました。手元には16枚あります。
朱壽昌。男性の後ろに旅行用の荷物があるので。 ――― 八千戈神社の二十四孝彫刻 終 ―――
丁蘭。ここの丁蘭の彫刻は両親の像を祀ってますね。
えん子。鹿皮が小さいので、鹿の群れに入っても鹿たちに不審に思われそう。
董永。反物を残して天に帰る織姫。たなびく雲と天女の衣がいい感じ。 ちゃんと機織りの小道具も持って帰ります。
郭巨。郭巨の後方には鍬がありますね。
孟宗。タケノコは黄金色に輝いてますね。孟宗の足元にあるのはタケノコ用の籠かな。
姜詩。お水を汲んでいるのは姜詩の奥さんですけどね。姑に尽くす、出来たお嫁さんです。
楊香。
唐夫人。
大舜。この少年が後に帝になります。
王祥。木の枝や地面に雪が積もってますね。
陸績。橘の実は葉っぱ付き。
上に向かう通路か何かの手すり部分がちらっと見えるところで、笏を胸の前に持つ立派な身なりの男性。おそらく漢文帝ですね。 この構図、見たことあるわ。三嶋大社の漢文帝だわ。 両方ともお母さんはいませんね。
静岡市の静岡浅間神社の境内社、八千戈神社。 2019年10月15日例祭のお知らせが出ていました。昇殿して内部の装飾を見られるとのこと。この日に行けばよかったなー。「つぐら神事」って何?
黄香。父親の蒲団を、冬は温め夏は仰いで涼しくした親孝行な人。 ↑団扇みたいなので布団の中を仰いでいますね。 こちらはお父さん。 さてこちらは、珍しい「黄香の親孝行を讃える立て札」。 「太守劉讙(りゅうかん)と云し人 札を立てて彼が孝行をほめたる…
えん子。右が弓矢を携えた狩人、左が鹿の皮を身につけたえん子。 境内にある神鹿園の鹿。人に慣れてますね。
黄山谷。親の下の世話を奥さんに押し付けずに自分で引き受ける山谷。 ↓奥さんはあまり手の汚れなさそうな器を持っています。 この画像ではわかりにくいですが、二人はテラスのようなところにいます。山谷が汚物をテラス下の小川に流すところですね。
ゆ黔婁。父の病気平癒を星に祈ります。
朱壽昌。地位を捨て、母のもとへ。感動の親子の対面。 二人の表情は喜びで溢れています。(青いところは、おそらくここに母親の杖があったと思われる部分) 朱壽昌は帽子を取り、姿勢を低くして母を敬う挨拶をしています。
蔡順。蔡順を襲った盗賊は蔡順の親孝行ぶりに感動して逆に食料をあげてしまいました。 籠はふたつ。良く熟した実は母親に。未熟な実は自分用に。 盗賊はお米や肉を蔡順に渡すのですが、この彫刻では一部欠損があるようですね。
田眞兄弟。遺産相続がらみのトラブルはどこの国でもあるんでしょうねー。
(以下2021/12/26追記) 仲由っぽくない彫刻だと思っていましたが、どうやらこれは「仲由」ではなく「張孝張礼」のようです。 ↓葛飾戴斗の、この絵を参考にしたものと思われます。 (The British Museumのデータベースから画像をお借りしています) 剣を振り…
董永。織姫は天に帰ります。 織姫の機織機。
王ほう。左側に二本流れているのは稲妻ですね。 王ほうが見守るのは墓石というより太い木のように見えます。