二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

和漢廿四孝(柳下亭種員撰・重宣画)漢土・3 孟宗

掘ったタケノコを鍬に結いつけて担ぎ、帰宅を急ぐ孟宗。タケノコは重いし雪は深いし歩きにくそう。 『和漢廿四孝』(東北大学附属図書館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100445689 孟宗(まうそう)孟宗は晋の世 江夏といふ所の人也…

和漢廿四孝(柳下亭種員撰・重宣画)漢土・2 漢文帝

病床の母親に、お湯や薬を自ら味見して温度を確かめてから運ぶ漢文帝。 『和漢廿四孝』(東北大学附属図書館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100445689 漢文帝(かんのぶんてい)文帝は前漢四代目の天子にて高祖第二の太子なり母堂を…

和漢廿四孝(柳下亭種員撰・重宣画)漢土・1 大舜

和漢廿四孝(柳下亭種員撰・重宣画)の前半は日本の二十四孝。後半は中国の二十四孝です。下の挿絵、右端のタイトルは「漢土二十四孝」ですね。 畑を耕す大舜のそばに象が二頭に小鳥が二羽。一羽は草むしり、もう一羽は空を飛んで、むしった草をどこかに捨て…

市川市 徳願寺鐘楼・10 郭巨 (終)

今日で終わりです。ラストは郭巨。 釜もよく見えます。

市川市 徳願寺鐘楼・9 楊香

父を守るため虎に立ち向かう勇敢な楊香。 我関せずといった風情の父親。

市川市 徳願寺鐘楼・8 大舜

家族に虐待されながらも恨むこともなく親を大事にした大舜。 大舜と鳥。象はいませんね。

市川市 徳願寺鐘楼・7 曽参

閔子騫みたいなポーズをしているので紛らわしいですが、これは曽参ですね。 山で採ってきた薪の束がありますからね。 「曽参早く帰れ」と、指を噛んでおまじないをしていたお母さん。 ここに角材が転がっています。 この赤丸部分から転がってきた疑惑。 この…

市川市 徳願寺鐘楼・6 剡子

6番目の孝子は剡子。目を患った両親のために眼病に良いとされる鹿の乳を採取しに山へ入りました。鹿の扮装をしていたので猟師に狙われました。 嬉しそうに牝鹿の乳を搾っている剡子。鹿の扮装がよくわからないですね。なにか頭巾っぽいものを頭にかぶってい…

市川市 徳願寺鐘楼・5 老莱子

右手に軍配を持ってヒラヒラしたリボンのついた服を着て踊る老莱子。 飯綱神社もヒラヒラ老莱子。 安食の駒形神社の老莱子もヒラヒラ。 みんな同じ絵を参考にしている感じですね。元になった絵を現在探しています。

市川市 徳願寺鐘楼・4 呉猛

隣の面に移ります。彫刻は二つ。 右側は呉猛です。裸で蚊に刺されまくるかわいそうな少年。 この父親に息子の孝心は伝わっているんでしょうか。 飯綱神社の呉猛。

市川市 徳願寺鐘楼・3 王祥

左の彫刻がこちら。王祥。 魚を押さえつけてます。 八千代市飯綱神社の王祥。左右反転していますがほぼ同じ体勢ですね。

市川市 徳願寺鐘楼・2 王裒

真ん中の彫刻は王裒。雷様がすぐそこに。 よく似てる八千代市飯綱神社の王裒。

市川市 徳願寺鐘楼・1 孟宗

二十四孝彫刻はこの位置にあります。かなり前に、このブログでご紹介したことがありました。でも加須市龍蔵寺同様に、当時私の撮影した写真がポンコツで孝子の名前を間違えてたりしてたので今回仕切り直します。 出入り口や橦木のある面から時計回りに見てい…

市川市本行徳 徳願寺(とくがんじ)鐘楼

明日からは市川市本行徳の海蔵山徳願寺をご紹介します。 鐘楼に二十四孝の彫刻があります。

加須市 龍蔵寺山門・9 孟宗 (終)

最後は山門の内側の彫刻です。 真冬にタケノコ掘りに来た孟宗。孟宗に向かって、採ってくださいといわんばかりのタケノコ3本。 向かい側の場所には梅の木と仙人でしょうか。お名前は存じあげません。 ということで24枚の蟇股のうち二十四孝が9人で11枚(閔子…

加須市 龍蔵寺山門・8 王祥

ブロック塀側の面、黄色で囲んだ部分が上段の蟇股です。下段は右が「庾 黔婁」、左が「曽参」です。 左が二十四孝の「王祥」です。橋の脇で氷の上に寝そべる王祥。右下には脱いだ着物を枝か何かに掛けているよう。氷がひび割れて危険です。鯉はどこにいるの…

加須市 龍蔵寺山門・7 郭巨

今日は本堂側上段の蟇股を見ていきます。 「鬼島」と書かれた額が掛かっています。 蟇股4つはこういう配置です。両脇はお花ですね。両方とも水辺の花のようです。 右から二つ目は郭巨ですね。 肉眼では確認難しかったですが、写真では赤ちゃんを抱いたお母さ…