二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

香取市 府馬愛宕神社

府馬愛宕神社の彫刻・21 楊香2

陸績の隣の脇障子は楊香。反対側の脇障子の大舜と同じく、玉垣に続いて二度目の登場です。 ・・・府馬愛宕神社の彫刻 終・・・

府馬愛宕神社の彫刻・20 陸績

胴羽目の3枚目は陸績でした。 袁術と陸績。陸績の袂から転がった橘、見つけられますか。 小さいので見にくいですが、ちゃんとありました。 別角度でもう一枚。橘の実は小さいうえに手前に横木があるので尚更見えづらいです。

府馬愛宕神社の彫刻・19 えん子

猟師が4人と、鹿の着ぐるみ来てる人。えん子ですね。 えん子は大抵猟師の射た矢を持ってます。

府馬愛宕神社の彫刻・18 大舜2

漢文帝の横にある脇障子にも彫刻がありました。 象がいる。ということは大舜。少年もいる、鳥もいる。 黄色の丸の中が鳥。赤い枠の中、左が象、右側で鍬を持っている様子なのが大舜。玉垣の素朴な鳥とは違ってゴージャス系の鳥。 玉垣の大舜。玉垣と本殿の脇…

府馬愛宕神社の彫刻・17 漢文帝

さて玉垣は一回りしたので、本殿の胴羽目板の彫刻を見てみましょう。これは漢文帝ですね。玉垣と比べると面積が広いので人物や背景の表現にも余裕があります。でもパッと見たとき一瞬「あれ?」と思いました。玉垣の彫刻が二十四孝メインだったので、羽目板…

府馬愛宕神社の彫刻・16 田眞兄弟

大木を眺めている3人の男性。田眞兄弟。 伐られそうになって悲しみで枯れてしまう大木。でも伐採中止になったことを知って生き返る。

府馬愛宕神社の彫刻・15 ゆ黔婁

祭壇を整え、北斗七星に祈る男性。 北斗七星・・・よね?星が七つあるし。でもちょっと形が違う・・・。柄杓の、水を溜める部分が彫刻でははっきりしないんだわ。 後ろにいるのは女性みたいですね。奥様かしらね。 星はこのように彫られています。

府馬愛宕神社の彫刻・14 孟宗

愛おしそうにタケノコを眺める孟宗。 右の小さいタケノコ(竹3本の根元の)は落っこちそうになってるような気がする。

府馬愛宕神社の彫刻・13 董永

「董永さん、さようなら〜」と天女が去っていく図。 「行かないで〜」という声が聞こえてきそう。董永の膝のあたりには天女の織った反物。しばらくは食いつなげそうね。 天女の頭に合わせて木の枠が切り取ってある。なぜこういうことになったんでしょうね。

府馬愛宕神社の彫刻・12 郭巨

黄金の釜と拝む男性、赤子を背負う母。貧しい夫婦は夫の母親を養うために赤子を埋めようとしました。子供はまた授かるから、と。 子供を埋めるつもりではなく、善良な夫婦が畑仕事をしていたら金の釜を掘り当てた、という話だったらなあ。 郭巨のわきにおか…

府馬愛宕神社の彫刻・11 朱壽昌 

長い間生き別れていた母と息子の対面シーン。 母親の杖は途中が破損してますね。

府馬愛宕神社の彫刻・10 唐子遊び

この府馬愛宕神社の玉垣は二十四孝の彫刻と、それ以外の彫刻が混在しています。これは子供が遊んでいる場面ですね。左二人は獅子舞で遊び、右の二人は楽器で演奏しています。右から二人目の子は右手に何か鳴り物を持ってたのかな、と思います。

府馬愛宕神社の彫刻・9 司馬温公瓶割り(しばおんこう かめわり)

これは寺社彫刻でちょくちょく見かける題材ですね。子供の頃、遊んでいて水瓶に落ちた友達を救うため、咄嗟に石で瓶を割った温公。 左から2番目の子が温公ですね。 ほかの社寺の温公瓶割りの彫刻を3点紹介します。 こちらは船橋海神の龍神社の彫刻です。右…

府馬愛宕神社の彫刻・8 王ほう

雷ゴロゴロ、雨に濡れるのも厭わず墓前に向かう王ほう。 この鳥は何?なんでここにいるの? この雷神は太鼓をたくさん背負ってますね。 雲がわき稲妻が走る表現が上手。

府馬愛宕神社の彫刻・7 花車と唐子

3人の子供と花で溢れた車。これは二十四孝にはない題材ですね。 左の子は鳴り物、真ん中の子は扇を持っています。縁起のいい柄で、着物に用いられたりするそうです。描かれた物語の背景などに思いを巡らす必要もなく、こういう純粋に華やかで楽しそうな彫刻…

府馬愛宕神社の彫刻・6 江革???

さて私は江革の彫刻を見たことがない。 書籍の挿絵だと江革は母親を背負ってたり車に乗せてたりするから、江革の彫刻もそういう場面だとわかりやすいんだけど。 母を連れて移動中、賊に襲われ連行されそうになる江革。老いた母を一人置いてはいけないと哀願…

府馬愛宕神社の彫刻・5 蔡順

一瞬「受胎告知」かと思いましたが「蔡順」。お団子頭は男性なのか女性なのか悩みます。 カゴが二つとモモ肉があるから「蔡順」ですね。お肉の向こうにあるのは米俵でしょうね。

府馬愛宕神社の彫刻・4 楊香

虎に勇敢に立ち向かう楊香。 一方こちらは情けない恰好のお父さん。まあ誰だって虎と出くわしたら逃げますけどね。見た感じ結構高齢のお父さんのようですしね。

府馬愛宕神社の彫刻・3 姜詩

水を汲む人がいる彫刻は姜詩。 水を汲んでいるのは例によって姜詩ではなく奥さんのほうかな。 魚が泳いで近づいてきています。

府馬愛宕神社の彫刻・2 大舜

少年と象と鳥。大舜ですね。 大舜の鍬が見当たらない。破損してしまったのかな。 象の肩と足元に鳥が。大舜の彫刻の鳥はゴージャスな鳳凰タイプだったり、雀だったり。この鳥は鳩タイプですね。 象の肩の上の鳥は首が、そして足元の鳥は翼が破損しているよう…

府馬愛宕神社の彫刻・1 呉猛

お父さんの枕元に座る呉猛。お父さんも呉猛も扇を持っているようです。お父さんは寝てます。 呉猛の前には大きな花瓶みたいな壺。何か燃やしている? 何を燃やしてるんでしょうか。虫よけの類でしょうか。お父さんに燃え移りそうで怖い。

香取市 府馬愛宕神社(ふま あたごじんじゃ)

JR成田線小見川駅。ここから千葉交通府馬線のバスで向かいます。小保内バス停下車。 新しそうな鳥居。 拝殿の彫刻も凝ってますね。 雨引観音・千手山公園の彩色された彫刻に見慣れてきていたので、色のない彫刻が逆に新鮮に思えてしまいました。