二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

中國民間故事郵票

中國民間故事郵票・16 王祥(なんでこうなった?)

王祥。「剖冰捕鯉」・・・どう読むのが正しいのかわかりませんが、氷を割って鯉を捕まえる、という意味ですね。「剖」は解剖の「剖」。この字の意味は「二つに割る」「わける」「さく」などだそうです。 ということで、男性が氷を割って鯉を捕まえています。…

中國民間故事郵票・15 楊香

楊香。「扼虎救父」・・・虎をとらへて 父を救ふ。 大きなトラの背にしがみつく楊香。絶体絶命危機的状況。

中國民間故事郵票・14 えん子

えん子。「鹿乳奉親」・・・鹿乳(ろくにゅう)親(しん)に奉る。 親の眼病に効くという鹿の乳を集めに来たえん子。狩人に状況説明中。紛らわしい恰好してるんじゃねーよ、と狩人に怒鳴られてそう。

中國民間故事郵票・13 仲由

仲由。「負米養親」・・・米を背負いて親を養ふ。 仲由がお米を背負って家への階段を上っていきます。家の前で待っているのはお母さんでしょう。やはり中国の絵では米俵ではなく布の袋ですね。日本人が予備知識なしでこの絵を見たら、袋の中にお米が入ってい…

中國民間故事郵票・12 蔡順

蔡順。「拾椹供親」・・・椹(桑の実)を拾ひ 親(しん)に供す。 両手に実のたくさん入った籠を持って、帰宅途中に盗賊に出会った風情。 籠の一つは青っぽい実が、もう片方は紫っぽい実が入っています。左手に下げている籠の実が熟したほうですね。今まで読…

中國民間故事郵票・11 黄香

黄香。「扇枕事親」・・・枕を扇ぎ親に事(つか)ふる、って読むんでしょうね。 童子の肩を借りてヨタヨタと布団へ向かう老父の姿で描かれることが多い父親ですが、この絵では夕涼みしながら自分で扇いででます。息子の黄香がそんなに親の世話を焼く必要ある…

中國民間故事郵票・10 曽參

曽參。「躬盡子職」・・・なんて読めばいいのかしら。 木の前に立つ老婆と薪をたくさん運ぶ男性。母親は指を噛んでいるようには見えないし、男性も特別慌てて帰ってきたようにも見えないです。家にいるはずの来客も描かれていません。男性、老婆、薪の最低限…

中國民間故事郵票・9 董永

董永。「売身葬父」・・・身を売りて父を葬る。 天に帰る天女を見送る董永のシーンが多いですが、これは珍しく二人で仕事をしています。女性は天女っぽくないですね。働き者の若夫婦という感じ。 二人の背後には出来上がった籠と織物が積まれています。美し…

中國民間故事郵票・8 閔子騫

閔子騫。「単衣順母」・・・単衣(たんい) 母を順(じゅん)にす。 馬の前で寒さに震える少年(閔子騫)と、少年の肩に手を置いて話しかける父親。 真冬だというのに息子の服が薄くて粗末なことに父親は気が付きます。再婚相手が義理の息子の閔子騫につらく当…

中國民間故事郵票・7 老莱子

老莱子。「戯綵娯親」・・・戯綵(ぎさい) 親(しん)をたのしましむ。 老莱子は楽器や玩具を持って踊っているか、運んでいるを水をこぼして泣きわめいているか、どちらかのことが多いです。この切手では後者、水をこぼしてギャーギャー騒いでいる老莱子。…

中國民間故事郵票・6 孟宗

孟宗。「冒寒尋筍」・・・寒さを冒(おか)して筍を尋ぬ、って読むのかな。孟宗の四文字熟語でこれは初めて見ました。「泣竹生笋」が多いです。 筍がたくさん生えてきてます。 雪の降る中、笠をかぶって鍬でタケノコを掘る姿が多い孟宗ですが、この切手では…

中國民間故事郵票・5 朱壽昌

朱壽昌。「棄官尋母」・・・官を棄てて 母を尋ぬ。 彫刻や挿絵では家の門前での再会の瞬間が描かれることが多い朱壽昌ですが、これはさらに進んで朱壽昌は老母にすがりついています。幼児のように母に身を寄せ感涙にむせぶ朱壽昌の声が聞こえるようです。母…

中國民間故事郵票・4 大舜

大舜。「孝感動天」・・・孝感、天を動かす。 農作業中の大舜を手伝う象。空を舞う小鳥は雑草を抜いてくれました。 感心な大舜のもとへ尭帝より使者が訪れました。「突然ですが帝になりませんか?」・・・と言われたのかどうか知りませんが、大舜はのちにめ…

中國民間故事郵票・3 江革

江革。「行傭供母」・・・行傭(こうよう)して母に供す。 戦乱を逃れ、母を連れて遠くへ逃げる途中山賊に襲われた場面。江革親子の服はところどころ破れ、あて布もしてあります。生活の厳しさが伺えます。 江革の孝心に感動した盗賊が解放してくれたので、…

中國民間故事郵票・2 陸績

陸績。「懐橘遺母」・・・橘を懐にして母に遺(おく)る。 陸績6歳。袁術の勧めた果物を、その場で食べずに袂に入れて母親のために持ち帰ろうとしました。帰り際に挨拶をしたところ袂から果物がこぼれ落ちたので袁術に咎められ、事情を説明する陸績。 6歳…

中國民間故事郵票・1 漢文帝

便宜的に番号を振りますが、順不同です。(切手に番号がついているわけではありません) 漢文帝。この切手の漢字は右から読むんですね。「親嘗湯薬」・・・みづから湯薬を嘗(な)む。奥のベッドで横になっている女性は文帝のお母さんの薄(はく)太后。 「…

中國民間故事郵票

「中華民国郵票」と書かれている切手。「中國民間故事郵票(台湾)」というシリーズの一部のようです(民間故事とは民話や昔話のこと)。二十四孝のものだけ集めました。手元には16枚あります。