二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

姜詩(きょうし)

書籍/御伽草子 二十四孝・9 姜詩

姜詩というより、姜詩の奥さんが主役だと思うの。 国立国会図書館デジタルコレクションより 姜詩の母親。どこそこのおいしい水が飲みたいだの、魚を生で食べたいだの贅沢を言います。姜詩は実の息子なんだから水汲みなんか自分がやればいいのに、厄介事は妻…

成田市 滑河観音・9 姜詩

姑にけなげに尽くす姜詩の奥さん。3人いるうち、右側の嫁と中央の姑の顔がありません。 右側で柄杓を手にしているのが姜詩のお嫁さん。 手の下で二つ丸っこいものが見えてますね。鯉二匹ですね。 二十四孝の欄間や蟇股の彫刻では小柄な人だと下から見上げて…

書籍/二十四孝詩選(禿氏祐祥1946)・9 姜詩

9人目は姜詩。水辺にいるのは男性みたいですね。ということは奥さんではなく姜詩本人ですか。いやそれが当然なんでしょうけど。後ろにいるのは母親ですよね。こき使われてる奥さんがいないと不思議な感じがします。 烏帽子をかぶったおじさん・・・ですよね…

書籍/全相二十四孝詩選・11 姜詩

11人目の孝子は姜詩。さあ三人のうち、どれが姜詩でしょう。 右側の女性は姜詩の奥さんですね。魚が二匹水面から顔を出しています。多分左の人物が姜詩の母親で、中心にいるのが姜詩だと思います。中心の姜詩が左の母親に飲み物を手渡しているところかな?鯉…

書籍/鍥便蒙二十四孝日記故事・19 姜詩

姜詩。水を汲まされている奥さんは画面の中にはいませんね。姜詩が手に持って母親に捧げているものは何でしょう。お皿に乗せた鯉? ↓こちらは初頴日記故事の姜詩と母。 姜詩の手元を拡大。これはサカナみたいですね。 鯉つながり(?)で、右は姜詩、左は王…

書籍/繪本廿四孝 (梅堂国政1885~6)・22 姜詩

姜詩。右の挿絵には姜詩本人がいますが(立ってるだけ)、今回の挿絵には水を汲む奥さんの龐(ホウ)氏だけですね。見てるだけの姜詩はいなくても構いませんからね。 国立国会図書館デジタルコレクションより 姜詩姜詩 湧泉踊鯉 後漢の人なり父に使に至孝な…

書籍/ゑほん廿四孝(竹内栄久)・18 姜詩

姑のために、川で水を汲む奥さん。その近くに現れた鯉を見て無邪気に喜ぶ姜詩。なんか腹立つ。 国立国会図書館デジタルコレクションより 姜詩姜詩は後漢の人なり よく母につかへり 妻龐(ホウ)氏もよく心を盡して事(つか)へける 母常に井水をきらい遠方よ…

書籍/中国古代二十四孝全図・14 姜詩

奥さんと水辺で和やかに談笑する姜詩。水面には魚が二匹飛び跳ねています。室内にいると思われる母親の姿は描かれていませんが、奥さんが汲んだ水は母親のため。魚もこれから捕まえられて捌かれ、母親の食卓へ。 画像は早稲田大学図書館古典籍総合データベー…

書籍/二十四孝 (中野市右衛門1632)・9 姜詩

姜詩。姑のために泉で水をくむ奥さん。水面から魚が二匹顔を出してます。 国立国会図書館デジタルコレクションより 姜詩舎側甘泉出 一朝双鯉魚子能知事母 婦更孝於姑 姜詩は母に孝行なる人なり。母つねに。江の水を。飲みたく思ひ又生魚の膾を欲しく思へり。…

書籍/絵本二十四孝(岡田玉山)・18 姜詩

姜詩。奥さんが良くできた人。姜詩本人はこの絵の中には登場してません。姜詩さんって二十四孝の中でいちばん存在感薄いような気がする。健気な姜詩の奥さんは存在感ありますけどねー。 画像は「ARC古典籍ポータルデータベース」より 姜詩 湧泉踊鯉 後漢の姜…

書籍/和漢廿四孝(柳下亭種員)・9 姜詩

姜詩。親孝行は奥さんの務めと思っている人。絵の中にも登場しません。 画像は「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より 内容: ・姜詩は母親孝行でした。 ・江の水を飲みたい母のために、姜詩は妻に遠くまで水を汲みに行かせました(はあ?)。 ・魚…

書籍/廿四孝(渓斎英泉)・10 姜詩

姜詩。またもや本人は不在。家の中から嫁を監視する姑。 画像は早稲田大学図書館古典籍総合データベースより 姜詩姜詩は後漢の代の廣漢と云所の人なり字を任道と云 父をうしなひ一人の母につかへて孝道しごくせり姜子がつまのホウ氏もしうとめに事(つかふ)…

岩﨑家廟堂・3 姜詩

ハーイ今日は上から二段目の左側、「姜詩」でございます。 姑のためにせっせと水を汲んで運んだ献身的な奥さん。でも有名なのは夫の姜詩のほう。不公平だわね。 ↓この挿絵は人物の配置がレリーフと似てますね。鯉が二匹、水面から顔を出してます。 倭漢廿四…

書籍/二十四孝図会(葛飾戴斗)・9 姜詩

姜詩。彫刻だとちょいちょい不在にする姜詩がいます。でも何してるんだか。魚つかまえるのを奥さんに丸投げ中。「早くつかまえろ」って指図してるのかしら。 1819年 葛飾戴斗 二十四孝図会 The British Museum所蔵 姜詩 舎側甘泉出 一朝双鯉魚子能知事母 婦…

東置賜郡 貞泉寺・13 姜詩

湧きだす泉から顔を出す魚が二匹。「姜詩」ですね。 お魚はこのあたり↑↑おわかりいただけるでしょうか。例によって姜詩本人は不在ですね。親孝行は奥さんの担当だとでもいうのでしょうか。

手力雄神社・7 姜詩

本殿正面左側の彫刻。撮影しにくい位置にあり、写真が斜めってます。 よく見ると、ここにサカナが二匹いますね。 サカナが登場する二十四孝といえば「王祥」か「姜詩」ですね。王祥はたいてい裸で一人、氷の上にいます。こちらの彫刻は複数人で、みんな服を…

練馬区 長命寺・3 姜詩

3番目は「姜詩」。これも昨日の「丁蘭」同様、水を汲んでいるのは姜詩本人ではなく姜詩の奥さんでしょうね。 水を汲む奥さん。泉には大きな魚が二匹。 家の奥にいるのは姜詩の母親。お嫁さんにちゃんと感謝しているのかしら。

二十四孝・6 姜詩

姜詩きやうし姜詩は母に孝行なる人なり。母つねに江の水を飲みたく思ひ また 生魚の膾を欲しくおもへり すなはち姜詩妻をして 六七里の道をへだてたる江の水を汲ましめ また魚の膾をよくしたためて与へ夫婦ともに常によくつかへり。 ある時姜詩が家のかたは…

上田市妙見寺・1 姜詩

老母と息子夫婦。息子が母親に渡そうとしているのはお水かな。泉のほとりでしゃがむ妻の前には魚が二匹、早く捕まえて食べてと言わんばかりに寄ってきています。魚は母親の好物です。水を汲む桶もありますね。 もともと泉は家の前にはなく、妻は姑のために遠…

輪王寺 糸割符燈籠・9 姜詩

全体がわかる写真を撮り忘れてしまいました。姜詩と母親のいる部分が右側になります。 左側は水を汲む、姜詩の妻。 不鮮明ですが、ここに鯉が二匹いるようです。

繪本和漢二十四孝・20 姜詩

姜詩は母に仕へて至孝なり。その妻()氏又よく姑仕ふ。その母常に江の水を好む。妻水を汲み来りて母に供す。一日風に支えられて妻時に帰らず。母渇(をき?)妻を去りしが夫婦の孝庭に泉湧く。 ・ ・・・妻の名前である、この字の読みは本によって「ろう」…

八千戈神社・7 姜詩

姜詩。お水を汲んでいるのは姜詩の奥さんですけどね。姑に尽くす、出来たお嫁さんです。

三嶋大社・8 姜詩

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー (以下2021/12/26追記) 三嶋大社の二十四孝彫刻が何点か参考にしていると思われる葛飾戴斗の「姜詩」。奥さんの格好はほぼ同じですね。屋内から奥さんの様子を監視(?)しているのがこの絵では男性です。ということ…

二十四孝繪抄・20 姜詩

姜詩。姜詩の奥さんが魚を笊で捕まえようとしてます。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・12 姜詩

母親のために毎日遠くまで水くみしたり魚を捕まえに行ってたりしたら、ある日家の前に泉が湧いて鯉も泳いでいた、というミラクルストーリー。 こちらが姜詩の母親。 姜詩の奥さん。ご主人の姜詩はお仕事に行ってるんでしょうね。 手には水くみの器。 魚もも…

府馬愛宕神社の彫刻・3 姜詩

水を汲む人がいる彫刻は姜詩。 水を汲んでいるのは例によって姜詩ではなく奥さんのほうかな。 魚が泳いで近づいてきています。

千手院観音堂の彫刻・7 姜詩

ああ、いるわ姜詩が真ん中に。姜詩はちょくちょく彫刻の画面から席を外すので、いるとホッとする。 我ながらピンぼけでいやになるわ。赤丸の中は鯉二匹ですよね。姜詩は奥さんを監視して見てるだけ。でも姜詩は不在がちだから、いるだけマシに思えてくるから…

雨引観音の彫刻・12 姜詩

姜詩。 姜詩が母親に捧げているのはお皿に乗った鯉の膾でしょうね。姜詩の妻は泉で汲んだ水を持っています。

八千代市 飯綱神社の彫刻・15 姜詩

10黄香に続き、こちらの彫刻も主役の・・・ 姜詩はいません。 姜詩の母親と、姜詩の妻の女性二人だけ。 こちらは大杉神社の姜詩(真ん中で手を広げている男性)。「姜詩」の彫刻でいつも水を汲んでいるのは姜詩の奥さん。お魚を調理するのもきっと奥さんでし…

稲敷市 大杉神社の彫刻・10 姜詩

姑のために毎日水を汲みに川へ通っていた奥さん。ある日荒天のため水を持ち帰れなかった奥さんを姜詩が追い出した・・・というエピソードは割愛されてますね。追い出された奥さんはそれでもこっそり姑のために物資を運んだりして心優しいお嫁さん。この話で…