二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

黄山谷、黄庭堅(こうさんこく、こうていけん)

大分市 柞原八幡宮南大門(日暮門)・4 黄庭堅(黄山谷)

介護を女性に押し付けなかった黄庭堅。 上の部屋には病床の母親。回廊から母親のお小水を流す黄庭堅。下にはお湯を沸かしている女性。 絵本二十四孝(岡田玉山)「ARC古典籍ポータルデータベース」arcBK02-0319より 滝の音を聴きながら飲み物を運ぶ女性。風…

再訪・鹿沼市 千手院観音堂・9 黄山谷

すすんで母親の下の世話をした黄山谷。姜詩も見習ってほしいわね。 女性には手を汚さないお仕事をさせています。 怒涛のような汚水。

松山市 繁多寺鐘楼・22 黄山谷

黄山谷。 母親の下の世話を妻や使用人にはさせず、汚物も自ら始末した黄山谷。 御伽草子の黄山谷。 国立国会図書館デジタルコレクションより

和漢廿四孝(柳下亭種員撰・重宣画)漢土・14 黄山谷

黄山谷(黄庭堅)は高官ながら親の世話を人任せにしなかった偉い人。 『和漢廿四孝』(東北大学附属図書館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100445689 黄山谷(くわうさんこく)黄庭堅は宋の代の人 山谷老人と号す若き時 東坡が門弟と…

書籍/二十四孝教近道(北尾重政二世1832)・22 黄山谷

この絵を見ると漢文帝みたいな黄山谷。 国立国会図書館デジタルコレクションより 貴顕聞天下 平生孝事親 汲泉涓溺器 婢妾豈無人 山谷(さんこく) 山谷は宋の世の詩人なり 今にいたりて 詩人の祖師といはるる人なりあまたつかひ人もおほく またつまもありと…

栃木市 太山寺観音堂・19 黄山谷 (完)

とうとうラスト。黄山谷です。 母親のお小水をダーと流す黄山谷。 お小水を入れる容器は桶・タライ・ポット型などがありましたが・・・。 これは壺! ーーー 栃木市 太山寺観音堂の二十四孝彫刻 終 ーーー

書籍/二十四孝諺解・18 黄山谷

母親の下の世話を進んで行う黄山谷。奥さんをこき使った姜詩にも見習ってほしいですね。 ARC古典籍ポータルデータベースより 黄山谷 宋朝の人也 詩は東坡の弟子なり 家富貴にして人あまためしつかひしとなり 貴顕聞天下 平生孝事親 汲泉涓溺器 婢妾豈無人 貴…

書籍/御伽草子 二十四孝・23 黄山谷

黄山谷。 国立国会図書館デジタルコレクションより 黄山谷貴顕聞天下 平生孝事親 汲泉涓溺器 婢妾豈無人山谷は。宋の代の詩人なり。いまにいたりて。詩人の祖師といはるる人なり。あまたつかひ人もおほく。またつまも有といへども。みづから母の大小便の。う…

成田市 滑河観音・5 黄山谷

唐夫人の右側は黄山谷。 病床の親御さんは脱走してしまった様子。右側の枕に頭を乗せて臥せっていたものと思われます。 背景の板に残る、黄山谷の肩から上のシルエット。このうつむき加減は黄山谷ね。 ↑ この黄山谷の持っている尿器は注ぎ口のついた小さな器…

書籍/二十四孝詩選(禿氏祐祥1946)・10 黄山谷

病床の母の世話をする黄山谷。黄山谷が手で抱えているものは溺器=尿器、いわゆる尿瓶ですね。 国立国会図書館デジタルコレクションより 黄山谷貴顕聞天下 平生孝事親汲泉涓溺器 婢妾豈無人 黄山谷宋時人 時推爲江西詩祖元祐中爲太史 性質至孝奉母安康郡君 …

書籍/鍥便蒙二十四孝日記故事・24 黄庭堅(完)

いよいよラスト。黄庭堅。この構図には既視感が。 これですね。19の姜詩。床下浸水中。 黄庭堅(左の絵)の母親は病床にいるはずなのですが、この絵の母親はシャンシャンしてそうに見えます。 中国国家図書館•中国国家デジタル図書館ウェブサイトより 〇滌親…

書籍/繪本廿四孝 (梅堂国政1885~6)・5 黄庭堅

黄庭堅。 国立国会図書館デジタルコレクションより これはほぼ同じ構図ですね。回廊(?)から容器の中の液体を下に流す人物は、ぱっと見て黄庭堅とわかります。

書籍/ゑほん廿四孝(竹内栄久)・24 黄庭堅(完)

大トリは黄庭堅(黄山谷)です。 国立国会図書館デジタルコレクションより 黄庭堅黄庭堅は山谷道人と号す 官たかく家も富り 孝心ふかくして母病しとき衣帯をとかず自ら薬をなめ けがれものをも掃除なせしと ーーー 内容的に漢文帝とかぶります。「高い位の人…

書籍/中国古代二十四孝全図・22 黄山谷

黄山谷。「ご主人様、私が洗いますのに・・・」というセリフが聞こえてきそうです。 画像は早稲田大学図書館古典籍総合データベースより Cleaning Urine Pot in PersonHuang Ting-Chien of the Sung dynastyserved as the imperial historian in the raign(r…

博物館展示品:王史二氏墓誌銘稿巻(黄庭堅)

親の下の世話を自ら行った、親孝行な黄庭堅(黄山谷)の書。ただいま上野の国立博物館で鑑賞できます。東洋館8室で2022/09/21~10/16まで。 犬養毅氏もご覧になったとのこと。横に長~い書でした。

書籍/二十四孝 (中野市右衛門1632)・23 黄山谷

かいがいしく母親の世話をする黄山谷。 国立国会図書館デジタルコレクションより 山谷貴顕聞天下 平生孝事親 汲泉涓溺器 婢妾豈無人 山谷は。宋の世の詩人なり。今に至りて。詩人の。祖師といはるる人なり。あまた使ふ人も多く。また妻もありといへども。自…

書籍/絵本二十四孝(岡田玉山)・24 黄庭堅 (完)

トリは黄庭堅。 画像は「ARC古典籍ポータルデータベース」より 黄庭堅 滌親溺器 宋の黄庭堅字は魯直自ら山谷道人と号す。幼にして警悟。博学にして。文章をよくし。尤も詩に長ぜり。東坡の門に遊ぶといへども。其名を等くして。蘓黄と称せられ。天下の文宗た…

書籍/和漢廿四孝(柳下亭種員撰・房種画)・22 山谷

母親の下の世話を進んでする黄山谷。 画像は「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より 内容: ・黄山谷は詩人の祖師と言われた人。 ・使用人も多く、妻もいたけれど母親の下の世話は黄山谷が行いました。 ーーー 匝瑳市・飯高神社の黄山谷。左には床…

書籍/廿四孝(渓斎英泉)・22 黄山谷

黄山谷。姜詩と違って必ず率先して親の介護してます。汚い作業も厭わず。 画像は早稲田大学図書館古典籍総合データベースより 黄山谷宋の黄庭堅は字を魯直と云 山谷老人と号す東坡が門弟となり 詩章に達し官高く平生親につかへて孝なりその身たかきくらゐに…

書籍/二十四孝図会(葛飾戴斗)・24 黄山谷 (完)

ラストは黄山谷。調度品や壁、植物、ひとつひとつの描き込みが細かいです。 1819年 葛飾戴斗 二十四孝図会 The British Museum所蔵黄山谷 貴顕聞天下 平生孝事親 汲泉涓溺器 婢妾豈無人 山谷は宋朝の詩人なり、今に至りて詩家の司といはるゝ人にて東破の弟子…

二十四孝・18 山谷

18番目は黄山谷。 山谷さんこく山谷は宋の代の人なり。今に至りて詩人の師といはるる人なり。あまた 使ひ人も多く また妻もありといへども 自ら 母の大小便の器物を取り扱ひて けがれたる時は手づから 是を洗ひて 母に与へ 朝夕よく仕へて 怠ることなし され…

上田市妙見寺・21 黄山谷

残り4点は竜の描かれた円の周囲にある四隅にあります。数学の図形問題で面積を求めよ、と言われがちな場所。 親の身の回りの世話をかいがいしくする孝行息子の黄山谷。右の女性の腰あたりにある白くて丸いものは火災報知器でしょうね。 右にいる女性は奥さ…

輪王寺 糸割符燈籠・5 黄山谷

カーテンのついた、一段高い部屋の中で人が横たわっています。 親のお小水を捨てる黄山谷。 女性には手を汚さない仕事をさせています。お料理を運んでいるようですね。

和漢二十四孝・24 黄庭堅(黄山谷)

黄庭堅は自ら山谷道人といふ。其の身天下の文総たるに依って官高く家富ける。然るに親に孝心深く病に衣をとかづ 薬もなめて進め かつて召し使ふ者の手を借りず 自ら穢れたるもの迄掃除せしとぞ。 ――― 和漢二十四孝 終 ―――

三嶋大社・22 黄山谷

黄山谷。親の下の世話を奥さんに押し付けずに自分で引き受ける山谷。 ↓奥さんはあまり手の汚れなさそうな器を持っています。 この画像ではわかりにくいですが、二人はテラスのようなところにいます。山谷が汚物をテラス下の小川に流すところですね。

二十四孝繪抄・24 黄庭堅

黄庭堅(黄山谷)。黄庭堅が持っているのは母親の尿器。隣の女性が持っているのは何だろう? ああ、燭台ね。後ろの壁紙か何かの模様が邪魔してわかりにくい。模様を離せばいいのに。

龍ヶ崎市八坂神社・1 黄山谷

一つ目は黄山谷。うーん、横木があるので全体が見渡せませんが、右端の男性が山谷です。 左から病床の母、食べ物か飲み物を運ぶ女性が二人、母親の小水を捨てる山谷。やはり介護者が3人いると心強いですよね・・・そういう話ではないですが。 切り貼りして…

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・2 黄庭堅(黄山谷)

病床の親の介護のため、みずから下の世話をする孝行息子の黄庭堅。 お屋敷の外の川へお小水を流している黄庭堅。女性はお茶かお薬を運んでいるようですね。(左上で手を挙げているのは隣の彫刻、「田眞兄弟」の人です)

千手院観音堂の彫刻・17 黄山谷

川に液体をダーと流し込んでいる身なりの良い男性、黄山谷。病床にいるのは母親ですね。召使にはお茶や薬などを運ばせ、自分は母親のお小水の処理をする孝行息子。

雨引観音の彫刻・18 黄山谷

親の下の世話を進んでした黄山谷。 左手には尿器。右手は指を舐めているところでしょうか。「修身二十四孝」の黄庭堅の項に「薬も舐めて試みてすすむ」という表現があるので、父親の薬をまず自分で試しているところ?人の薬を勝手に飲む行為、現代では違和感…