漢文帝(かんのぶんてい)
大舜の次は漢文帝。 国立国会図書館デジタルコレクションより 漢文帝 仁孝臨天下 巍々冠百王漢廷事賢母 湯薬必親嘗 漢の文帝は。漢の高祖の御子なり。いとけなき御名をば。恒(ごう)とぞ申し侍りき。母 薄(はく)太后に孝行也。よろづの食事をまいらせらる…
皇帝という立派な立場でありながら、母親の世話は人任せにしないで自ら行う漢文帝。 破損していますが漢文帝の後ろの童子?は真ん丸なものを運んでいるように見えますね。なんでしょね。母親の薄太后は下の千手院観音堂の彫刻同様、右手に軍配みたいな扇を持…
玉蘭貞秀(1807~没年不明)、玉蘭斎(ぎょくらんさい)貞秀・歌川貞秀といろんな名前のある絵師さんの二十四孝をご紹介していきます。国立国会図書館デジタルコレクションには残念ながら15枚しかありませんでしたが。 母の薄太后に食事を運ぶ漢文帝。 国立…
恭しく母親に飲み物を運ぶ漢文帝。 国立国会図書館デジタルコレクションより 漢文帝仁孝臨天下 巍々冠百王 漢廷事賢母 湯藥必親甞 前漢文帝 高祖之子 母薄太后 帝奉養無怠 湯藥必親嘗而後進母 乃爲仁孝之賢君也 ーーー
二番目は漢文帝。食事は味見してから母親の薄太后に渡します。 中国国家図書館•中国国家デジタル図書館ウェブサイトより 漢文帝 仁孝臨天下 巍々冠百王漢廷事賢母 湯藥必親甞 前漢文帝 高祖之子 母薄太后 帝(本?)養无怠 湯藥(必?)見嘗而後進母 乃爲仁…
二番目は漢文帝です。 椅子に座っている母親の薄太后。漢文帝が恭しく何かを捧げています。ちょっとわかりにくいけれど、飲み物の器を持っているものと思われます。 右は大舜、左側が漢文帝です。 中国国家図書館•中国国家デジタル図書館ウェブサイトより 〇…
漢文帝。 国立国会図書館デジタルコレクションより 漢文帝漢文帝 親嘗湯薬 漢の高祖の中子にましまし天子の位に就き給ふて御母薄大夫人に 孝行を盡し給ふ 御母病にふし給ふ時 昼夜衣冠を解き給はず 朝夕の食を始め薬に至る迄 自ら嘗めて試て御母に進み給ふ …
飲み物を運ぶ漢文帝。絵の中には描かれていませんが、病床の母親のところへ運んでいます。 国立国会図書館デジタルコレクションより 漢文帝漢文帝は高祖の中なり 母薄(はく)大夫人につかへて至孝なり母病賜ふ時自ら湯薬を嘗め賜へりと ーーー
漢文帝。母親の薄太后に湯薬を自ら運ぶ、孝行な帝。 画像は早稲田大学図書館古典籍総合データベースより To Taste the Medicine in Person(親嘗湯薬) Emperor Wen Ti named Heng of the Han dynasty was the third son of Kao Tzu andwas begotten by his …
漢文帝。母親の薄太后に、帝自ら味見を済ませた食事を運んでます。 国立国会図書館デジタルコレクションより 漢文帝仁孝臨天下 巍々冠百王漢廷事賢母 湯薬必親嘗 漢文帝は。漢の高祖の。御子なり。いとけなき御名をば。ごう(恒)とぞ申はんべりき。御母。薄…
舜に続いてお二人目の皇帝は漢文帝。 画像は「ARC古典籍ポータルデータベース」より 漢文帝 親嘗湯薬漢の文帝。諱は恒。高祖の中子。御母を薄大夫人といふ。はじめ代王に封ぜられ給ふ。恵帝崩じて子なく。呂后封じて後諸大臣むかへて。天子とあふぎ奉れり。…
二人目は漢文帝。 画像は「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より 内容: ・漢文帝は漢の高祖のおぼっちゃま。幼名は恒(ごう)。 ・親孝行な人で、母親の薄(はく)太后が食事のときは恒は自ら毒見をしました。 ・恒はたくさんいる兄弟の中でも一番…
二番目は漢文帝。お世話をする女性がたくさん。この中に奥さんはいるのかしら。みんな侍女かしら。 薄太后の右側の女性はひざをついて扇で太后に風を送っています。 画像は早稲田大学図書館古典籍総合データベースより 漢文帝 前漢の文帝と申すは前漢の代第…
まずは最上段左側から。暗くてよく見えません。 補正してみましたがまだ暗いです。病床の女性にお茶かお湯だかを運ぶ人。よくわからないけど、漢文帝ですよねー。 部屋の作りや文帝の服の感じなど、この絵と似てますね。文帝の後ろに控えている、侍女っぽい…
漢文帝。左のページで恭しく飲み物を運んでいます。右のページで一段高い部屋のカーテンの奥に座っているのが母の薄太后ですね。侍女が二人、薄太后のそばに控えています。漢文帝の左にある衝立は向こう側の障子の桟が透けて見え、外の風景の水面には帆掛け…
母親に食べ物か何かを運ぶ男性。後ろには座っている女性。 左の女性だけ見ると夫に非協力的な「丁蘭」の奥さんかなー、と思ってしまいますが。でも右側の女性は身体をひねっていて、「丁蘭」でよく見かける木像の母親とは違いますね。 「倭漢廿四孝」の「漢…
正面右側の彫刻。左側の姜詩と同じく斜めの画像です。タイトルがわからなかったので手力雄神社さんに問い合わせて教えていただきました。ありがとうございました。 人物が5人います。中心で頭を下げているのが薄(はく)太后で、その右で手を前に出している…
祖霊社、右側の脇障子。階段の前に男性が一人。これはだあれ。 帽子がうさぎみたい。 神社で見ていた時は気づきませんでしたが、画像を見ていたら、脇障子の右側に木の札がありました。 うすくて分かりにくいのですが、文字が見えます。 書かれているのは「…
二番目は漢文帝。 漢文帝かんのぶんてい漢文帝は漢の高祖の御子なり。いとけなき御名をば ごう(恒)とぞ申し侍りき。母薄(はく)太后に孝行なり。万の食事を参らせらるる時はまづ自ら聞し召しこころみ給へり。兄弟もあまたましましけれども此の帝ほど仁義…
老いた母親に自ら食事や薬を運ぶ皇帝、漢文帝。 母親の顔が不明瞭なので拡大して明瞭度を上げたりして修正してみましたが、やはりちょっとわかりにくいですね。 後ろの赤い服の人は漢文帝の奥さんかな。 「昼夜衣冠を解きたまはず」、ビシッと決めた服装で母…
母親の薄太后に湯薬を運ぶ漢文帝。文帝は湯薬の熱さや苦さを自ら確認してから母太后に勧めたとのこと。(私は長いこと文帝は薬効を確認したものと思い込んでました)
漢の文帝は 御身は天子の御位に有りながら 御母病に臥し給ふ時 昼夜衣冠をとき給わず 朝夕の食を始め薬に至る迄自ら試みて進めしとぞ。
漢文帝。 (2018年9月撮影)
便宜的に番号を振りますが、順不同です。(切手に番号がついているわけではありません) 漢文帝。この切手の漢字は右から読むんですね。「親嘗湯薬」・・・みづから湯薬を嘗(な)む。奥のベッドで横になっている女性は文帝のお母さんの薄(はく)太后。 「…
上に向かう通路か何かの手すり部分がちらっと見えるところで、笏を胸の前に持つ立派な身なりの男性。おそらく漢文帝ですね。 この構図、見たことあるわ。三嶋大社の漢文帝だわ。 両方ともお母さんはいませんね。
正面右側から時計回りに見ていきます。彫刻の名称はわかりにくいものがいくつかあったので三嶋大社のHPを参考にさせていただきました。 上段は漢文帝。階段の下に佇む文帝。階段の上には母親がいるはずですが、この彫刻は階段だけですね。両脇のスペースを…
漢文帝。解説には「(薄太后=母親に)万(よろず)の食事をまいらせらるる時は必ず自らきこしめし試みたまへり」「(母親が病気になったときは)寝食を忘れ自ら薬餌の介抱に心を砕きたまふ」と書かれています。 母親を敬う文帝。
左から二番目の彫刻。こちらもカーテン付きの小部屋があるので最初は丁蘭かと思いましたが、中の人はベッドで寝ている感じですね。「漢文帝」ですね。こちらは3年前に撮影した画像です。 左の文帝が病床の母親に湯薬を運び、右の人(妻?)はカーテンを引い…
3つ並んだ胴羽目の彫刻の右側から見てみます。 漢文帝ですね。 きちんとした服装でお食事やお薬を母親に捧げる文帝。日常的に母親を敬う孝行息子さん。
さて、こちらは左が漢文帝、右が大舜。 漢文帝と丁蘭の彫刻は見分けにくいですが、この母親も「生きてる母親」なのか、「木彫りの母親」なのか、悩みます。でも文帝の後ろにいるのが童子なので漢文帝なんだろうなあ、と。丁蘭なら妻がついてくることがあって…