二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

江革(こうかく)

玉蘭貞秀画 二十四孝・6 江革

江革。物騒な国から母を連れて脱出していましたが、状況が落ち着いたので故郷に帰りました。お母さんは幌付きの車に乗ってご満悦。 国立国会図書館デジタルコレクションより 江革親に孝行なる人なり あるとき国の内に戦起こりければ 親を伴ひ 他へ逃げけるが…

書籍/鍥便蒙二十四孝日記故事・8 江革

8番目は江革。 悪者に拉致されそうになった江革。年老いた母を置いていけないと賊に泣いてすがったら、親孝行ぶりに感心した賊は江革を解放してくれたんですね。言ってみるものですね。 右が剡子、左が江革。 中国国家図書館•中国国家デジタル図書館ウェブサ…

書籍/繪本廿四孝 (梅堂国政1885~6)・12 江革

母を車に乗せて故郷に向かう江革。並べると左右対称みたいに思える構図です。 国立国会図書館デジタルコレクションより 江革江革 行(傭)供母 後漢の人也 世の乱に母を供へ他国に行き其身は素足赤躰に人に雇て母を養へける 其其後母治て故郷へ帰る時 母を車…

書籍/ゑほん廿四孝(竹内栄久)・8 江革

彫刻では見る機会の少ない江革。 国立国会図書館デジタルコレクションより 江革江革乱を避て母をともなひ他国に行き 世治り帰るに及び車にのせ自から牽帰れり ーーー 説明みじかっ。戦争が始まったのでお母さんとよその国に逃げました。落ち着いたので車に乗…

書籍/中国古代二十四孝全図・6 江革

母を背負って戦場から避難の途中、賊に襲われる江革。中国古代二十四孝全図、これまでのところ絵を見れば孝子の誰なのか、すぐにわかりますね。日本の書籍の絵と大きく違うこともありません。 画像は早稲田大学図書館古典籍総合データベースより To Work as …

書籍/絵本二十四孝(岡田玉山)・8 江革

戦乱を逃れて、母とよその土地へ避難した江革。行きは背負って、帰りは車で母親を運んだんですね(本によっては行きも車利用)。 この絵は戦火が収まり、無事親子で故郷に帰ってきた場面ですね。奥に見えるのがきっと懐かしの我が家。(故郷から逃げる途中で…

書籍/和漢廿四孝(柳下亭種員)・20 江革

母を乗せた車を曳く江革。 画像は「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より 内容: ・江革は後漢の代の人。 ・幼い時に父を失い、家は貧しくとも母親に親孝行だった江革。 ・戦が始まったので母を車に乗せて隣国へ退避。 ・途中で盗賊に会い、江革を…

書籍/廿四孝(渓斎英泉)・23 江革

彫刻ではなかなかお目にかかれない江革。このブログの記事数もいちばん少ない人。江革の後ろで母親が泣いてます。 画像は早稲田大学図書館古典籍総合データベースより 江革江革は後漢の代の人なりおさなくて父にはなれ家貧にしてひとり母のみおれりおりふし…

産泰神社・2 江革

拝殿の脇障子は珍しい「江革」ですね。奥に見える本殿彫刻は老莱子。 角度のせいか、江革はなんだか楽しそう。観光地の人力車のお兄さんみたい。後ろに乗せているのはお団子頭の母親のはずですが、顔だけ見ると男性っぽく見えます。 別の角度から。やっぱり…

繪本和漢二十四孝・6 江革

江革は後漢の人なり。世の乱に母を伴ひ他国に行き 其の身 人の雇ひとなりて母を養ひける。其後 世治まりて母を故郷へ連れ帰る時 牛馬にては驚き給わんと自ら車を挽きかへると云ふ。

中國民間故事郵票・3 江革

江革。「行傭供母」・・・行傭(こうよう)して母に供す。 戦乱を逃れ、母を連れて遠くへ逃げる途中山賊に襲われた場面。江革親子の服はところどころ破れ、あて布もしてあります。生活の厳しさが伺えます。 江革の孝心に感動した盗賊が解放してくれたので、…

富岡市成田山不動堂・6 江革

これは江革ですよね。二十四孝の中ではあまり見ない彫刻の江革なのに顔がない・・・。 さて今ままで読んできた江革のお話をまとめると、 「1.江革と母親の住んでいる地域が戦乱で不穏になったため、母を背負ってよそへ避難」 「2.途中山賊に襲われたので…

二十四孝繪抄・8 江革

社寺彫刻ではあまり登場しない江革。母親を背負って山道を歩く江革、もしくは母親を車に乗せて運ぶ江革の挿絵は見かけますが。これは江革を殺して物を奪おうとする盗賊の前で、「私が死んだら老母はどうなるのか」と泣いて命乞いする江革の様子。

府馬愛宕神社の彫刻・6 江革???

さて私は江革の彫刻を見たことがない。 書籍の挿絵だと江革は母親を背負ってたり車に乗せてたりするから、江革の彫刻もそういう場面だとわかりやすいんだけど。 母を連れて移動中、賊に襲われ連行されそうになる江革。老いた母を一人置いてはいけないと哀願…

初頴日記故事・8 江革

後漢の代に江革 字は次翁といへり 若くて父をうしなひ ひとり母とともに 住居たるが 世の中乱れければ 母を背に負ひて 難を逃がるるに たびたび賊にあひたり その中に江革をおどし賊の手下となし つれゆかんといひしを 革 賊に向かひ 老母おはす事を告げ 泣…

女庭訓・24 江革

江革 行傭供母「行傭(こうよう)して母に供す」 江革はいとけなきとき父に後れ ひとり母のそばにゐて孝行なりける処に 乱にあひ 母を背おほふて 逃げて難を逃れしに 途中にて 盗賊にあひけるが 盗賊革をおびやかしつれてゆかんとしけるに 老母ありしことを …

修身二十四孝・8 江革

江革 行傭供母 「行傭(こうよう)して母を供す」後漢の人なり 世の乱にあひて 母を伴ひ 他国にゆきて 難を避け その身は 素足 赤裸にして 人に雇はれて 母を養ひける その後 世おさまりて 故郷へ帰るとき 母を車に乗せ 牛馬にては 驚きたまはんと 自ら引い…

漢土二十四孝伝・20 江革(こうかく)

江革は後漢の世の人なり。幼くして父に離れ家貧しふして母に仕へ孝をなすを{ふし}(「をりふし(折節)」の「り」が消えたのでしょうか?)戦国なれば母を車に乗せて脇の国へ逃げゆくところに盗人江革を見て連れ行かんとす。江革悲しみて云ふ様、我ここに…