二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

董永(とうえい)

書籍/御伽草子 二十四孝・12 董永

天女が機織りボランティアに来てくれた董永。 ボランティア期間は終了し、織姫はお連れの二人と天に帰ります。 国立国会図書館デジタルコレクションより 董永 葬父貸方兄 天姫陌上迎織絹償債主 孝感尽知名 董永は。いとけなき時に母にはなれ。家まどしくして…

成田市 滑河観音・15 董永

これも人物全員、顔が消滅。 雲の上の天女たちは二人なのか三人なのかしら。顔が残っていればよくわかるのにね。 二十四孝諺解(1686) ARC古典籍ポータルデータベースより

玉蘭貞秀画 二十四孝・5 董永

崖の上の董永。さよなら天女さま。織姫は薄い色の雲の上に乗ってるように見えます。 国立国会図書館デジタルコレクションより 董永父死して葬りの手当てなく その身を奉公に売りけるに 天女 天下りて妻となり数多の絹を織りて 主人へ返し董永を助けけり ーー…

書籍/二十四孝詩選(禿氏祐祥1946)・13 董永

董永。草っ原でお別れ。織姫にお付きの者は同行せず、単独で天へご帰還。 国立国会図書館デジタルコレクションより 董永葬父貸方兄 天姫陌上迎織絹償債主 孝感盡知名 董永字延年 後漢人 家貧傭力父死貸錢一萬而葬 道遇一婦人求為永妻 倶詣主人家令織絹三百匹…

書籍/全相二十四孝詩選・10 董永

董永。右の天女の前にあるものは雲ですよね。ということはお別れの場面ですね。すでに乗っているのか、今しも雲に乗るところなのか、どちらにも見えます。一人乗りって感じですね。お付きの人もいません。董永が「僕も一緒に」と言っても定員オーバーで却下…

書籍/鍥便蒙二十四孝日記故事・6 董永

短期間ながら天女と暮らした董永。 さてこれは出会いのシーンでしょうか。それともお別れの挨拶をしているところでしょうか。出会ったのも別れるのも場所は同じ槐(えんじゅ)の木の下です。董永と天女が対面しているのは、日本の書籍や彫刻では見慣れない構…

書籍/繪本廿四孝 (梅堂国政1885~6)・10 董永

董永。これは左右ほぼ一緒ですね。どちらも鍬が描き添えられてます。右側は雲の表現が細かいです。 国立国会図書館デジタルコレクションより 董永 董永 賣身葬父董永は後漢の人なり 早く母を失ひ父に使に孝心也父死し葬べき便なり日比雇るる主人の元に至り銭…

書籍/ゑほん廿四孝(竹内栄久)・6 董永

借金返済を手伝ってくれた織姫を見送る董永。 国立国会図書館デジタルコレクションより 董永董永は後漢の人なり ちち死せしに葬る事あたわず 或家に身をひさきて金を得 父を葬りたりしが あるとき美女来り 三百匹のきぬを織りて董永の負債をつくのい われは…

書籍/中国古代二十四孝全図・8 董永

董永。彫刻や挿絵ではお別れのシーンが多い二人ですが、これは出会いのシーンでしょうか。いきなり美女にプロポーズされ、借金返済も手伝ってもらえるなんて。人生最高の瞬間ね。すぐ終わっちゃったけどね。 画像は早稲田大学図書館古典籍総合データベースよ…

書籍/二十四孝 (中野市右衛門1632)・12 董永

董永。天に帰る織姫を見送るシーンですね。 国立国会図書館デジタルコレクションより 董永葬父貸方兄 天姫泊上迎織絹償債主 孝感盡知名 董永は。いとけなき時に。母に離れ。家貧にして常に人に雇はれて。耕作をし。賃を取りて。日を送りたり。父老いて。足も…

書籍/絵本二十四孝(岡田玉山)・6 董永

董永。お迎えの天女と一緒に雲に乗って天に帰るシーンが多い織姫が珍しく(?)機織りしています。 画像は「ARC古典籍ポータルデータベース」より 董永 売身葬父後漢の董永字は延年は。はやく母を喪ひ。常に人に傭れて。父を養ふ事。孝心の誠を尽せり。父死…

八千代市桑橋 熊野神社・3 董永(完)

正座して織姫一行を見送る董永。織姫も名残惜しそうです。ここの「董永」の彫刻はとても立体的に見えて好き。 こちらは先日ご紹介した日立市 船見山天満宮の董永。人物の配置はほぼ同じですね。左下に董永、右側に雲に乗る織姫、両脇に侍女。 船見山天満宮の…

日立市 船見山天満宮・3 董永(完)

ラストは董永。董永の借金返済を助けた後、天に帰っていく織姫(三人の女性の真ん中)を見送るシーンですね。 天女三人娘ゴツい。 ーーー 日立市 船見山天満宮 終 ーーー 書籍「二十四孝 (中野市右衛門1632)」の「董永」。

書籍/和漢廿四孝(柳下亭種員)・11 董永

天女と暮らした男・董永。 画像は「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より 内容: ・董永は父と貧しい暮らしをしていました。 ・父が亡くなったので葬式をあげようとしましたがお金がなかったので、自分の身を担保にお金を借りて、葬儀を行いました…

書籍/廿四孝(渓斎英泉)・6 董永

6人目は董永。二人は槐の木の下で出会い、そして槐の木の下でお別れしたのですね。 画像は早稲田大学図書館古典籍総合データベースより 董永 後漢の董永 字を延年といふ家貧窮にしておさなき時母におくれ父とし老て足たたず 車にのせて田のあぜのすずしき所…

書籍/二十四孝図会(葛飾戴斗)・12 董永

董永。機織道具一式とともに天に引き上げていくところ。 1819年 葛飾戴斗 二十四孝図会 The British Museum所蔵 董永 葬父貸方兄 天姫泊上迎織絹償債生 孝感尽知名 董永はいとけなき時母にはなれ家ひん(貧)にして常には人にやとはれて耕作し賃をとりて日を…

東置賜郡 貞泉寺・12 董永

こちらも内陣の彫刻。董永ですね。 董永の足元には白い反物があります。 1819年 葛飾戴斗 二十四孝図会 The British Museum所蔵 貞泉寺さんのHPの画像を見ると、この挿絵との天女の類似がよくわかります。右手に持っている扇や、結った髪の後ろでひらひらし…

手力雄神社・12 董永

ラストは左の脇障子の董永です。 この画像ではどこに誰がいるのかよくわかんないですよねー。右下に董永、左下に童子、上部に二人の天人がいます。織姫がのこしていった反物はないのかな。 ↓参考までに、輪王寺糸割符灯籠の董永。雲の上に天人が三人。右下に…

二十四孝・8 董永

8番手は董永。 董永どうえい(「とうえい」ではなく「どうえい」と書いてある)董永はいとけなき時に 母に離れ 家 貧にして常に人に雇はれ 農作をし 賃を取りて日を送りたり 父老ひて足も立たざれば 小車を作り 父を乗せて田のあぜにゐて やしなひたり。有時…

烏峠稲荷神社・4 董永

たなびく雲の上に乗っている女性は織姫。右手に機織り道具を持っているようです。追記:龍元さんの綺麗な画像で確認したところ、特に何も持っていないようでした。 右の子供は誰?この子がいなければすぐに董永だとわかったのに。父親をなだめる閔損かと思っ…

上田市妙見寺・19 董永

父親の葬式代返済のために一生懸命働く董永のために、天から織姫がやってきて美しい布を織り、借金返済してくれました。 織姫は手に機織りの小道具を持っているのではないかと思いますがよくわかりません。 董永のこのポーズは感謝を表しているんでしょうか…

輪王寺 糸割符燈籠・10 董永

天に帰る織女を見送る董永。董永の後ろにいるのは近所の子ども? 織女は雲の上の人になってしまいました。 一人残される董永。

繪本和漢二十四孝・4 董永

董永は後漢の人なり。早く母を失ひ父に仕へて孝なり。父死して葬るべき金なかりしより日頃雇わるる家に至り銭(十メ文?)を借り長く其の家の僕(ぼく)と成(なら)んとする時、一人の美女来たり永が妻に成らんと頼み 同道して主家へ至り一ヶ月間に三百疋の…

蓮田市 高虫氷川神社・6 董永

董永。お別れのシーンですね。 天女は雲の上に乗ってます。天女も名残惜しいのか、董永のほうを振り返っています。 織姫は素晴らしい反物をたくさん残してくれました。感謝して見送る董永。(2017年5月撮影)

中國民間故事郵票・9 董永

董永。「売身葬父」・・・身を売りて父を葬る。 天に帰る天女を見送る董永のシーンが多いですが、これは珍しく二人で仕事をしています。女性は天女っぽくないですね。働き者の若夫婦という感じ。 二人の背後には出来上がった籠と織物が積まれています。美し…

八千戈神社・10 董永

董永。反物を残して天に帰る織姫。たなびく雲と天女の衣がいい感じ。 ちゃんと機織りの小道具も持って帰ります。

三嶋大社・16 董永

董永。織姫は天に帰ります。 織姫の機織機。

二十四孝繪抄・6 董永

董永。これは織姫が天に帰っていくシーンでしょうか。織姫の後ろにあるのは機織りの機械ですよね。マイ機織り機持参の織姫。

船橋市二宮神社・3 董永

父親の葬儀代を出してくれた雇い主のために農作業をする董永。そこへ雲に乗って現れた織姫。天から董永の親孝行ぶりを見て感動して、手助けのためにやってきました。「董永」の彫刻はたいていこのような出会いのシーンか、もしくは別れのシーンですね。 機織…

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・7 董永

こちらは左側が董永、右側が老らい子の彫刻です。 天女が反物を董永のもとに置いて天に帰っていくシーン。 天女は雲の上の人になりました。 機織り道具も忘れずに持って帰ります。 董永に残されたのは織物だけ。人物の衣装には細かい模様が彫られています。