二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

仲由(ちゅうゆう)

玉蘭貞秀画 二十四孝・4 子路(仲由)

孔子の愛弟子、子路。 国立国会図書館デジタルコレクションより 子路 孔子の弟子にて十哲の人也 若き時貧しくして 米を負ひて賃銭を取りて父母を養ひけるが 後に楚の国に仕えて富貴となり何事も心にかなはざる事なし しかれども今は父母なし 昔の事を思ひ出…

書籍/鍥便蒙二十四孝日記故事・5 仲由

袋を背負って運んでいるのは仲由。 お米を運ぶ仕事をして親を養っていた仲由。のちに出世して裕福な暮らしになったとき、両親はすでに他界していました。ご馳走を食べながらも思い出すのは親のためにお米を運んでいた頃の生活でした。中国の挿絵では米を入れ…

書籍/繪本廿四孝 (梅堂国政1885~6)・9 仲由

曽参と同じく孔子十哲の一人、仲由。またの名を子路。 国立国会図書館デジタルコレクションより 仲由 仲由 為親負米仲由は孔子の十哲の内なり 家貧しくて自ら米を持運び其賃を取て両親を養へ父母役て後国王に使へ大功を養て富貴の身の上と成飲食衣服一つとし…

書籍/ゑほん廿四孝(竹内栄久)・5 仲由

仲由。右側のお母さんを見て、左の人物は朱寿昌かと思いましたが、よく見ると米俵を背負ってます。 国立国会図書館デジタルコレクションより 仲由仲由母歿して後高官となりしが むかし貧賤なりし時父母の在せしを常に慕へり ーーー 書籍/修身二十四孝の仲由…

書籍/中国古代二十四孝全図・7 仲由

仲由。朱壽昌かと思ってしまいますが。出迎えてくれたのが母親だけでなく父親もいますから仲由ですね。朱壽昌なら母親だけ、もしくは母親と母親の従者で、父親は登場しません。日本人の描く仲由は米俵を背負っていることが多いですが、中国の絵だと、この挿…

書籍/絵本二十四孝(岡田玉山)・5 仲由

仲由。お米を背負っているか、ご馳走を前にして泣いているか、どちらかのことが多い人ですね。岡田玉山の絵は泣いているほう。 画像は「ARC古典籍ポータルデータベース」より 仲由 為親負米仲由字は子路。洒水の人。其性勇をこのむ。孔門十哲の一人也。家貧…

書籍/和漢廿四孝(柳下亭種員)・23 仲由

米俵を背負って運ぶ仲由。画像は「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より内容:・仲由は孔子の弟子。家は貧しく、仲由は米を遠距離に運ぶ仕事をして母親を養いました。・母の死後仲由は裕福になりましたが、親孝行をしたいのに両親がいないことを嘆…

書籍/廿四孝(渓斎英泉)・24 仲由

今日は仲由。当ブログで、江革と並んで記事が少ない孝子。敵に討たれた最期、そのあとが痛ましすぎる人。 画像は早稲田大学図書館古典籍総合データベースより 仲由仲由は周の代の人 孔子の弟子にてあざなを子路又季路といへり孔門にいらざるまへは勇力をこの…

岩﨑家廟堂・7 仲由

今日は下から三段目の左側。仲由です。 米俵を背負って山道を行く仲由。曽参の薪よりさらに重そう。中国では米俵を使わないようですが、布の袋を背負っていたら日本人は中身がお米だと思わないかも。俵ならすぐお米って伝わりますね。 「子路なんとか」と読…

繪本和漢二十四孝・3 仲由

仲由は孔子の弟子にして老母に仕へ孝心なりしと。 ・説明みじかっ。米俵背負っている説明もナシ。

中國民間故事郵票・13 仲由

仲由。「負米養親」・・・米を背負いて親を養ふ。 仲由がお米を背負って家への階段を上っていきます。家の前で待っているのはお母さんでしょう。やはり中国の絵では米俵ではなく布の袋ですね。日本人が予備知識なしでこの絵を見たら、袋の中にお米が入ってい…

二十四孝繪抄・5 仲由

仲由。お米を運んで、その賃金で両親を養いました。

寳登山神社の彫刻・1 仲由

ブログ整理のため再投稿します。2017年に訪れた寳登山神社の彫刻(二十四孝の彫刻のみ掲載)です。 大木を中心に、左半分が「仲由」、右半分が「えん子」。 この男性は米俵を背負っているので仲由さん。背負っているのが薪なら曽參さん、母親なら江革さん。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・19 仲由

紹介する成田山の二十四孝の彫刻もだんだん残り少なくなってきました。こちらは左が仲由、右が陸績。 仕事で出世し財を得て晩年は豊かな暮らしを送る仲由。思い出すのは父と母。 たくさんの食器が並ぶテーブル。けれど仲由は、米を背負って運び必死で働いて…

稲敷市 大杉神社の彫刻・1 仲由

出世して裕福になったとき、すでに両親は鬼籍に。親を偲んで涙する仲由。「論語」では血気盛んなイメージのある子路(仲由)の、心優しい一面ですね。

初頴日記故事・5 仲由

子路は孔子の弟子なり 貧しければ藜かく(れいかく)を食ふと也 藜はあかさといへる草 「かく」は豆の葉也 親をやしなふが為に 米を百里の遠き所にせをひて行なり 親死して後 南の方楚の国の方にいたる さて身たつとくなりたれば 従車百乗と馬四疋をかけたる…

女庭訓・23 仲由

仲由 為親負米「親のために米を負ふ」 仲由字は子路孔門の高弟なり 家貧して常の産なし 藜かく(れいかく)の食を食す 親あるがゆゑに 故郷を出でず百里の外に米を負ふて あたひをとり 父母のやしなひとす 親没して後 南の楚国につかふ 従車百乗あり 粟を積…

修身二十四孝・5 仲由

仲由 為親負米 「親のために米を負ふ」 仲由は孔門十哲のうちなり 家貧しくして自ら米を持ち運び その賃を取りて二親を養ひ 父母歿してのち 国王に仕え 大功を奏して 富貴の身の上となりて 飲食衣服ひとつとして不足なく栄耀栄華の身となりしが 仲由はそれを…

漢土二十四孝伝・12 仲由(ちゅうゆう)

仲由は周の世、孔子の御弟子、子路のことなり。母に仕へて孝心篤く家貧しくして人に雇はれ米を百里の外に負ひ行き、その賃銭を持って母を養ひける。孝子の恵みにや、母死してのち祖国に仕へ富貴を得て褥(座るときや寝るときに下に敷くもの)を重ね、*鼎(…