郭巨は後漢の世、河内というところの人なり。家貧しくして老ひたる母と二才になる子あり。老母、その孫を常に愛して我が食を分け孫に与へけるほどに大孝行の郭巨なればこのことを深く悲しみ妻に向かひて言ひけるよう、我貧しうして母の食みつるほど進むるこ…
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