晋の王ホウは字を偉元といへり 母の存生のころ うまれつきかみなりをきらひたり 母死して山林の中にほうふりて後 風雨にあひ 雷の声を聞ごとに とくはしりて 墓所にゆき ひざまづき拝をなし 泣て告ていへるは ホウここにおれり母人おそれたまふ事なかれとい…
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