二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

2020-01-01から1年間の記事一覧

上田市妙見寺・8 王ほう

雷が轟いたので生前雷嫌いだった母親のお墓に駆け付けて母の霊を安心させようとする孝行息子、王ほう。 電がピンポイントで母親の墓を狙っているようです。 こんなところにいたら王ほう自身が雷に打たれてしまいそうです。

上田市妙見寺・7 郭巨

老母と夫婦二人、幼児が一人。その生活が苦しいのでわが子を庭先に埋めてしまおうとした郭巨。幼子よりも老いた母親を優先したので親孝行だそうです。「子供はまた授かるから」という論理はよくわからないけれど、地面から黄金の釜を掘り当てるシーンはわか…

上田市妙見寺・6 ゆ黔婁

父親の病気平癒を星に祈る孝行息子、ゆ黔婁。 左上に星があります。北斗七星にしては並び方がヘン。柄杓の形になってない。

上田市妙見寺・5 えん子

本物の鹿と間違われ、犬を連れた猟師たちに狩られそうになったえん子。 わかりづらいですが、鹿の毛皮を身にまとっています。さらにわかりづらいですが猟師の射た矢を返そうと、左手で持って差し出しているようです。当たらなくてよかったね。 高齢で目を悪…

上田市妙見寺・4 呉猛

眠る父親のそばで上半身の肌を露出して蚊を自分におびき寄せる孝行息子の呉猛。 左手を父親の頭の脇について、右手で扇を仰いで風を送っているようですね。

上田市妙見寺・3 唐夫人

唐夫人。硬いものが食べられなくなった姑に乳を飲ませる。こんな親孝行はイヤ~。

上田市妙見寺・2 蔡順

盗賊団の前で地面に座る男性。蔡順ですね。 身ぐるみはがされると思いきや、逆に盗賊から肉や米を貰った蔡順。蔡順の前には籠が二つ。桑の実を自分用には固い実、母親用には熟して甘い実、と分けて収穫していたことに盗賊は感動しました。桑の実は「赤は未熟…

上田市妙見寺・1 姜詩

老母と息子夫婦。息子が母親に渡そうとしているのはお水かな。泉のほとりでしゃがむ妻の前には魚が二匹、早く捕まえて食べてと言わんばかりに寄ってきています。魚は母親の好物です。水を汲む桶もありますね。 もともと泉は家の前にはなく、妻は姑のために遠…

上田市 妙見寺

長野県上田市の妙見寺。鳴龍で有名なお寺です。お寺の名前も鳴龍山妙見寺。 天井画の龍の下で手を叩くと、ビイイイイイインと響きます。でも離れたところにいる人には普通に「パン、パン」という音しか聞こえないのが不思議。 龍の周囲には二十四孝の絵が描…

船橋市湯殿神社・2 大舜

鍬を持つ少年と象。これも「唐夫人」同様、迷わず「大舜」とわかる彫刻。唐夫人も大舜も、脇障子には取り上げやすい題材のようですね。 ーーー 船橋市湯殿神社の彫刻 終 ーーー

船橋市湯殿神社・1 唐夫人

中国の仙人や日本の神話のワンシーンなど、題材が何か私には判断がつきかねる彫刻も多いです。その点二十四孝の中でも「唐夫人」は迷い様がないですね。

船橋市 湯殿神社

船橋市大穴北の丘の上にある神社。下を走る道路からは神社の様子が伺い知れません。 道路わきに小さくて赤い両部鳥居があるのはすぐわかります。鳥居の奥を見上げると何かの建物は見えますが、サンダルで登るには無理のある傾斜。 危険に挑まずに舗装された…

椎尾山薬王院本堂・5 郭巨

郭巨。釜の右に郭巨、左には赤ちゃんを抱いた奥さん。 鍬も破損してないようですね。 二十四孝の彫刻の位置は下図の通りです。「瑠璃殿」の額が正面になります。 ーーー 椎尾山薬王院本堂 終 ーーー

椎尾山薬王院本堂・4 唐夫人

唐夫人。 食べ物を噛めなくなった姑に乳を与えるけなげな嫁。これ見て真似するお嫁さんは・・・いなかったと思うわ。

椎尾山薬王院本堂・3 孟宗

孟宗。楽しいタケノコ狩りに見えますが季節は真冬です。防寒対策も万全です。 タケノコ3本確認。これだけあれば母親もお腹一杯食べられそうですね。

椎尾山薬王院本堂・2 王ほう

王ほう。母親のお墓の前で手を合わせています。 渦巻く雲の中には雷神。雷太鼓を背負ってます。両手に持ってるはずのバチは破損したのかな?

椎尾山薬王院本堂・1 大舜

大舜。ゾウが二頭いますね。 鳥も2羽います。 象なんだけど、体つきは子犬っぽい。蟇股の、この狭いスペースに象を2頭入れてしまう職人さんカッコいい。

茨城県桜川市真壁町 椎尾山薬王院(しいおさん やくおういん)本堂

筑波山中腹にある古刹、椎尾山薬王院。 椎尾山薬王院 本堂のほかに仁王門、毘沙門堂、三重塔にも彫刻がたくさん施されています。彫刻の題材は仏教関連や中国の神仙、花や動物などいろいろ。二十四孝の彫刻も本堂に5つありました。 こちらは毘沙門堂。正面の…

国府台天満宮・2 大舜

大舜。象が一頭、小鳥が三羽。 鍬の途中が折れているくらいで大きな破損はないようですね。

国府台天満宮・1 楊香

本殿の周囲には柵がめぐらされてます。 背面の胴羽目には彫刻はありませんでした。左右の胴羽目に二十四孝の彫刻が一枚ずつありました。 楊香。 一生懸命両手を広げて父親を守る楊香。 でもお父さん笑ってるみたい・・・。

市川市国府台の国府台天満宮

市川市国府台、里見公園の隣の天満神社。楊香と大舜の彫刻がありました。 桜の名所の里見公園。お花見の時期は大勢の人で賑わいますが今日は静かでのんびりしてました。何本もある梅の中で、この白梅と紅梅が花をたくさん咲かせていて目を引きました。