布団を仰いで涼しくしている黄香。
国立国会図書館デジタルコレクションより
黄香
冬月温衾煖 夏天扇枕涼
児童知子職 千古一黄香
黄香は。安陵といふ所の人也。九歳のとき母にをくれ。父に能くつかへて。
ちからをつくせり。されば夏のきはめてあつき折には。まくらや座をあふひで
すずしめて。又ふゆのいたつてさむき時には。ふすまのつめたきことをかなしんで。わが身をもつてあたためてあたへたり。
かやうにかうかうなるとて太守劉讙といひし人。ふだをたてて。かれがかうかうをほめたるほどに。それよりして人みな黄香こそかうかう第一の人なりとしりたるとなり
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「田」の字柄の服着てますね。
このお父さんは杖をついていません。彫刻では杖をついていることが多いです。
これから寝るというのに、なんでわざわざ室内から外へ出されるんだろう。