二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

曽參(そうしん)

初頴日記故事・3 曽參

周は国の名 曽は姓 參は名なり 曽子孝のきこへあり 孔子孝の道を曽子にとききかせたまへる事 孝経にあり 曽子薪をとらんとて山へ行きたるあとへ客きたりけるを母一人ありて客をあしらふにせんかたなく(て?) 参が帰るをのぞめども来らず 母みづから指を噛…

女庭訓・9 曽參

曽參 齧指痛心 「指を噛めば心(むね)を痛ましむ」 曽參ある時山中へ薪を取りに行き侍り 母留守にいたりけるに 親しき友来たれり 是にもてなしたくおもへども 曽參はうちにあらず もとより家貧しければ かなはず曽參が帰れかしとて みづから指をかめり 曽參…

修身二十四孝・3 曽參

曽參 噛指痛心 「指噛めば心(むね)を痛む」曽子は孔子の弟子にして大孝行の人なり ゆへに孔子この人に孝経を授けたまふとぞ あるとき曽參 山へ薪を採りに行きたりしあとへ 母の親しき人来たりければ 母もてなしを せんと思へども 心に任せず 曽參は 早く帰…

漢土二十四孝伝・10 曽參(そうしん)

曽參は周の世、孔子の弟子にして常に孝心篤き故聖人も孝経を説きしめたまふ。あるとき曽參山へ薪を取りに行きける留守に親しき人来たりしかど、もとより貧しければもてなすこともならず。曽參早く帰れかしとて母、指を噛みければ、その痛み曾子に通じてや曾…