トリは黄庭堅。
画像は「ARC古典籍ポータルデータベース」より
黄庭堅 滌親溺器
宋の黄庭堅字は魯直自ら山谷道人と号す。幼にして警悟。博学にして。文章をよくし。尤も詩に長ぜり。東坡の門に遊ぶといへども。其名を等くして。蘓黄と称せられ。天下の文宗たり朝につかへて官高く。家富み。親に孝を尽せり。母病に臥し給ふ時は。其看病をつとめらるる事。最も篤く。昼夜かたはらに侍りて。衣帯を解かず。薬を煎じ。食をすすむるより。大小便をとりて。清き水を汲。其器を滌ふなどに至るまで。みなみづからせられける。これを以て。其孝心の程をおもふべし。もとよりあまたのめしつかひ有。富貴の身にして。其労を厭はれざる事。ありがたき志ならずや。学問して。道を知りたる人ならでは。此に至りかたし
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ダーと流しています。
女性は飲み物を運びます。
お湯を沸かしてるのか、お粥でも炊いているのでしょうか。
ーーー 絵本二十四孝(岡田玉山) 終 ーーー