二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

書籍/御伽草子 第13冊 (二十四孝)

さて明日からは国立国会図書館デジタルコレクションから「御伽草子 第13冊 (二十四孝)」をご紹介していきます。

岩波文庫御伽草子」の解説には、”郭居敬の「全相二十四孝詩選」に基づいて和訳を加え、草子化したもの” ”二十四孝の代表作として後代にも大きな影響を与えた”と書かれています。

花迺家文庫(花廼家文庫)の押印。

国立国会図書館デジタルコレクションの説明には

「室町物語。異国物、孝行譚。中国古代の孝子の事蹟を24話に纏めて
各1図を添えたもの。絵巻、奈良絵本、屏風絵などもあるが、
近世初期の嵯峨本を始め多くの版本が行われた。 当館本は、横本の
書形で23編の作品を組で版行したいわゆるお伽草紙の第13編であるが、
最終巻に大坂の書肆渋川清右衛門の名がないので、後摺り本と思われる。
内容は、大舜・孟宗・王祥・老莱子・唐夫人・楊香・董永・郭巨・漢文帝
・丁蘭・閔子騫・曽参・姜詩・黄香・王裒・朱寿昌・剡子・蔡順・庾金婁
呉猛・張孝・張礼・田真・田広・田慶・山谷・陸績の27名24話。
二十四孝の話は日本文化の各方面に深く浸透している。(岡雅彦)」

とありました。

                       国立国会図書館デジタルコレクションより

 

版元・渋川清右衛門の初版「御伽草子」は(1661~1672)に出版されたそうです。これはその後刷りということですね。データに年号は記載されていませんでした。