中央の彫刻は孟宗です。
タケノコがはえてきたので浮かれてる孟宗。
「孟宗」は「竹に泣いて笋(たかんな)を生ず」という言葉で表されます。浮かれる直前に孟宗は「真冬にタケノコなんてあるわけないじゃん」とオンオン泣いてました。「病床の母親にタケノコを食べさせたい」という孟宗の孝心に感動した、天からのプレゼント。
↑別の角度から見ると、丸い穴のある板がよくわかります。鍬の柄が欠損したものと思われます。
さて孟宗の右側には何やら大きな動物がいるようです。
動物のそばには子供が二人。左の子は動物を撫ぜてるよう。右の子はお皿を差し出しています。動物にエサをあげているのかと思いましたが、お皿は左の子に向けているように見えます。
別の角度から見ると、動物の両目・両耳が見えます。大きな犬でしょうか。
これはおそらく子供たちが積もった雪で大きな犬の像を作っているところ、ということですよね。
三つの作品の中央に「孟宗」を置いたことで銀世界の白が人目を引き、また両脇の作品の印象も強くなったんでしょうね。