2024-01-14 玉蘭貞秀画 二十四孝・8 陸績 陸績(りくせき) 錦絵/二十四孝 玉蘭貞秀(1800年代) おもてなしで出されたミカンを黙って袖の中に入れて持ち帰ろうとした陸績。 国立国会図書館デジタルコレクションより 陸績六歳の時 袁術といふ人のもとへ行き 馳走に出たる橘を袖に入れけるを袁術咎めければ 持ち帰りて母へ与へたしと云ひけるにぞ 孝行の名あらはれける ーーー 袁術にとがめられて、「母へのお土産にしようと思って」と言い訳をしたら孝子として後世まで褒めたたえられた陸績。「母への土産」は本心からだったのか、咄嗟に思い付いたアドリブだったのか、真相は闇の中。