二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

楊香(ようきょう、ようこう)

繪本和漢二十四孝・17 楊香

楊香は幼きより孝心深く 或とき父と共に山へ行きけるに 大ひなる虎出て父を喰らわんとす。楊香驚きて虎の首筋にとり付き 我を喰らって父を助けよ なげきければ猛き獣も感じて逃げ去れり。

習志野市八剱神社・2 楊香

楊香。お父さんもトラをつついているみたい。 (2018年9月撮影)

習志野市丹生神社・2 楊香

楊香。お父さんの手がヒョウキン。 (2018年9月撮影)

御香宮神社 表門の彫刻・4 楊香

振り返りながら逃げる虎、追いかける楊香、木に隠れる父親。鉄板の構図。(2016年12月撮影) ――― 御香宮神社の彫刻 終 ――― 書籍「二十四孝 (中野市右衛門1632)」の4「楊香」。

白井市富塚鳥見神社・3 楊香

楊香。 勇敢な楊香が虎に飛び掛かっていくところ。自分の身を投げ出して父の命を救う楊香。虎は感動して去っていくのでした。 (2016年4月撮影) ――― 富塚鳥見神社の彫刻 終 ―――

蓮田市 高虫氷川神社・2 楊香

楊香。籠が吹っ飛んでいます。 (2017年5月撮影)

安曇野市 有明山神社 裕明門の彫刻・3 楊香

恐ろしいトラから父を守る楊香。 でも楊香とトラの表情がなんとなく楽しそうに見えてしまう。(2015年9月参拝)

中國民間故事郵票・15 楊香

楊香。「扼虎救父」・・・虎をとらへて 父を救ふ。 大きなトラの背にしがみつく楊香。絶体絶命危機的状況。

八千戈神社・6 楊香

楊香。

三嶋大社・14 楊香

楊香。右側にお父さん。中心が楊香。 トラの顔は・・・↑このあたり。

富岡市成田山不動堂・2 楊香

かわいそうに楊香。顔が壊されてて。 楊香の抱えている虎も顔の部分がありません。 悪戯で壊されたんでしょうか。この不動堂の彫刻は人物の顔がほとんど壊されてしまっていて悲しくなります。

二十四孝繪抄・14 楊香

楊香。

桐生市桐生天満宮・6 楊香

虎に立ち向かう少女、親孝行で勇敢な楊香。 右側は逃げ腰のお父さん。この彫刻の楊香パパはずいぶんヒラヒラした服着てますね。 柄物の着物にヒラヒラの襟元、頭もなんかお洒落なのかぶってる感じ?頭だけ見ると十一面観音みたい。 あちこちの楊香パパの衣装…

船橋市二宮神社・5 楊香

本殿左側(大舜と唐夫人の彫刻のある側)脇障子にも彫刻。矢印部分に楊香の彫刻が。 中央に楊香、木の上に隠れるお父さん、下部には楊香に追われるトラ。縦位置だとこういう構図になりますね。 楊香(二宮神社) こちらは府馬愛宕神社の楊香。三者の位置関係…

市川市徳願寺の彫刻・5 楊香

右側の彫刻を見ます。 お父さんを守って虎に立ち向かう楊香。

寳登山神社の彫刻・4 楊香

突然現れたトラを見て、木の陰に逃げ込む父親。そして果敢に立ち向かう娘の楊香。

成田山新勝寺釈迦堂の彫刻・14 楊香

りりしく虎に立ち向かう楊香。 お父さんは逃げ腰。

府馬愛宕神社の彫刻・21 楊香2

陸績の隣の脇障子は楊香。反対側の脇障子の大舜と同じく、玉垣に続いて二度目の登場です。 ・・・府馬愛宕神社の彫刻 終・・・

府馬愛宕神社の彫刻・4 楊香

虎に勇敢に立ち向かう楊香。 一方こちらは情けない恰好のお父さん。まあ誰だって虎と出くわしたら逃げますけどね。見た感じ結構高齢のお父さんのようですしね。

千手院観音堂の彫刻・24 楊香

父を守りトラを追いやる楊香。 ・・・千手院観音堂 終・・・

雨引観音の彫刻・5と6 楊香(二枚組)

二枚組の彫刻、楊香。 左はトラ。 右は楊香とお父さん。お祈りする楊香。二枚の彫刻が離れているので、トラに飛び掛かるポーズは取らせにくいでしょうね。 二枚近づけるとこんな感じ。

中野木 八坂神社の彫刻・2 楊香

父親を守るように手を広げる楊香。お父さんは木の上に登っちゃってるようです。

八千代市 飯綱神社の彫刻・18 楊香

「天に祈る」か「虎に躍りかかる」図が多い中、父娘で虎に石を投げる「楊香」は今のところ飯綱神社だけ。

稲敷市 大杉神社の彫刻・6 楊香

楊香は何故かほかの孝子に比べて説明がシンプル。「楊香が祈ったら虎は去った」と書いてありますが、楊香はどうみても虎に躍りかかっています。

匝瑳市 飯高神社の彫刻・11 楊香

11.楊香 山中で虎に襲われそうになった楊香と父親。この画像も二年前のもの。先日訪れた際は、この彫刻の隙間からまともに日光が射して、写真はうまく撮れませんでした。 虎に向かっていく勇ましい楊香の姿で描かれることが多いですが、この飯高神社の楊香は…

初頴日記故事・14 楊香

晋の楊香は十四歳の時 常に父の豊(ほう)といへる人とともに 田にゆきて 粟をとる時に 思ひよらず虎きたりて父をくはへたり 楊香おどろきぬれど 手に小刀をだにもたず ただ父の大切なることを思ひ わが身ある事を思はず をどりあがりて 虎のかしらにしがみ…

女庭訓・12 楊香

「虎をとらへて 父を救ふ」 楊香は一人の父をもてり ある時父と共に山中へ行きしに たちまち荒き虎にあへり 楊香父の命を失はんことを怖れて 虎を逐ひさらんとし侍りけれども かなはざるほどに 天の御あはれみを頼みこひねがはくは 我が命を虎に与へ父をたす…

修身二十四孝・15 楊香

「虎をとらへ 父を救ふ」楊香は魯の国にて楊ホウの娘なり いとけなきときより 孝心深く 父に仕へて しばらくも離れず あるとき父とともに 山へ行きけるをり 大なる虎をどり出て 父を食らはんとす 楊香驚き 虎の首筋に取り付き 我を食らひて 父を助けよと嘆き…

漢土二十四孝伝・8 楊香(ようきょう)

楊香は晋の代魯国の人。楊ホウトが娘なり。年十四の時、田園に出でて粟を取らんとせし時晴天に風起こり大木の枝どうどうとして二匹の虎現れ出で、父の楊ホウを目掛けて飛びかからんとて、すでに食わんとする気色なれば楊香はいまだ幼く、ことに女子の身なれ…