仲由 為親負米 「親のために米を負ふ」
仲由は孔門十哲のうちなり 家貧しくして自ら米を持ち運び その賃を取りて二親を養ひ 父母歿してのち 国王に仕え 大功を奏して 富貴の身の上となりて 飲食衣服ひとつとして不足なく栄耀栄華の身となりしが 仲由はそれを喜びとせず 昔 貧窮にして 父母を養ひたることを したひて常々嘆き悲しみしとぞ 実に孝心感ずべし
仲由 為親負米 「親のために米を負ふ」
仲由は孔門十哲のうちなり 家貧しくして自ら米を持ち運び その賃を取りて二親を養ひ 父母歿してのち 国王に仕え 大功を奏して 富貴の身の上となりて 飲食衣服ひとつとして不足なく栄耀栄華の身となりしが 仲由はそれを喜びとせず 昔 貧窮にして 父母を養ひたることを したひて常々嘆き悲しみしとぞ 実に孝心感ずべし