仲由字は子路孔門の高弟なり 家貧して常の産なし 藜かく(れいかく)の食を食す 親あるがゆゑに 故郷を出でず百里の外に米を負ふて あたひをとり 父母のやしなひとす 親没して後 南の楚国につかふ 従車百乗あり 粟を積むこと万鐘なり 褥を重ねて座し かなへを連ねて食す 嘆いて云ふ 親のために米を負ふて 素飯を食せんと思へどもかなはず
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大杉神社の仲由と同じ構図ですね。何を悲しんで泣いているのかがわかりやすく書かれていました。仲由はお米を背負っているか、御馳走を前にして泣いているか、どちらかのシーンで表現されるようですね。
(大杉神社)