袋を背負って運んでいるのは仲由。
お米を運ぶ仕事をして親を養っていた仲由。のちに出世して裕福な暮らしになったとき、両親はすでに他界していました。ご馳走を食べながらも思い出すのは親のためにお米を運んでいた頃の生活でした。中国の挿絵では米を入れるのは布の袋です。日本の書籍や彫刻では米俵を運んでいることが多いです。
右が仲由、左は董永。
中国国家図書館•中国国家デジタル図書館ウェブサイトより
〇為親負米
周仲由。字子路。事親至孝。家貧。常食藜藿之食。為親負米百里之外。親没。南遊於楚。從車百乘。積粟萬鐘。累̪裀而坐。列鼎而食乃嘆曰。雖欲食藜藿。為親負米。不可得也。
詩曰 負米供甘旨 寧辭百里遙
身榮親已没 猶念舊劬勞
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