本殿の胴羽目の彫刻。老莱子ですね。この反対側に唐夫人の彫刻があるはずですが、写真撮り忘れました。
老親の前で踊る老莱子。老莱子は踊るか、水をこぼして泣きわめいているかの二種類に大別されますが、これは踊るほうの老莱子。
左手には卓球のラケット状の丸いものを持ってますね。これはおそらく太鼓で、右手にはバチを持っていると思われますが、バチがあるのか、破損してしまったのか、このピンボケ写真ではよくわかりません。
そして足元にある三角コーンみたいなのはナーニ?
↓書籍の挿絵で確認してみます。女庭訓の挿絵の「老莱子」が産泰神社の彫刻の構図と近いですね。こちらは室内ですが。老莱子の足元には鎖のついた角笛みたいなものが転がってます。
修身二十四孝の挿絵では手足に口まで使ってひとりセッションする老莱子。咥えているのはラッパでしょうね。産泰神社の彫刻で足元に転がっているのもきっとラッパか笛の類と思われます。