二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

松山市 繁多寺鐘楼・9 老莱子

大舜の左隣は老莱子。

年老いた両親に年齢を感じさせまいとして、老莱子は幼児のようにふるまって泣きわめいたり派手な着物で踊ったりするのでした。

写真が不鮮明なせいか、ギャラリー全員怒ってるように見えます。(本当は両親がニコニコと老莱子を見つめる場面)

太鼓叩いている人(普通は子どもが叩いているんですが、この絵では成人に見えますね)も冷めた表情。

見守る三人がみんな武器になりそうな杖やらバチやら持っていて不穏な気配を感じます。

こちらは「御伽草子」の老莱子の両親。右がお婆さん、左がお爺さん。本来はこういう老夫婦が座っているはずなんですが。龍元さんご指摘の通り、二人とも髭面です。

これがいちばん鮮明な写真でした。やっぱり両方ともおじいさんねー。(2024.12.21追記)

 

 

房種さん挿絵の老莱子。

早稲田大学図書館古典籍総合データベース」より

70歳の息子が子どものフリして踊る姿を見て、微笑ましい表情の両親。

 

飯高神社の老莱子。変な親孝行のために子どもが三人も動員されています。