二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

書籍/ゑほん廿四孝(竹内栄久)・3 曽参

今日は曽参です。

国立国会図書館デジタルコレクションより

曽参
曽参は大孝の人なり ある時薪を取らんとて山へ行しに
後へ母の親友来ければ母は曽参の帰らんことを欲しければ
山中にて心(むね)を痛み速(すみやか)に帰りたり

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「母親が指を噛んだ」という大事なポイントは大胆にカットされてますね。

曽参が山へ薪採りに行ってる間に来客があり、おもてなしが出来なくて困った母親が「曽参、早く帰ってきておくれ」という願いを込めて自分の指を噛みました。その願いが親思いの曽参に伝わって、曽参は胸騒ぎを感じて急いで山から帰った、というお話です。

さて中国では指を噛んで祈る風習があったんでしょうか。