義母のために水を汲むお嫁さん。お姑さんの視線で背中が痛い。
国立国会図書館デジタルコレクションより
舎側甘泉出 一朝双鯉魚
子能知事母 婦更孝於姑
姜詩(きやうし)
姜詩は母に孝行なる人なり 母つねに江の水をのみたく思ひ
また なまいを(生魚)の鱠(なます)をほしくおもへり
すなはち姜詩 妻をして六七里の道をへだてたる江の水をくましめ
うをの鱠をよくしたためてあたへ
夫婦ともにつねによくつかへり
あるとき姜詩が家のかたはらに たちまちに江のごとくして
水わきいで 朝ごとに水中に鯉あり
これすなはちとりて母にあたへり
かやうのふしぎなることの ありけるは ひとへに姜詩夫婦の
孝行を感じて天道よりあたへ給ふなるべし
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八千戈神社の姜詩。華やかな服着てますね。