1819年版、トップは大舜です。大舜と象が2頭。鳥は・・・どこかな?画面右奥の丸い桶は井戸でしょうか。筵の日よけみたいなのも立ててありますね。
1819年 葛飾戴斗 二十四孝図会 The British Museum所蔵
Museum number : 1979,0305,0.537
Title : Nijushiko zue 二十四孝図会
Print artist : Katsushika Taito II 二代葛飾戴斗
Cultures/periods : Bunsei Era
Production date : 1819
1819年版では印刷がかすれ気味でよくわかりませんが、1822年版を見ると鳥がいるのがわかります。↓1822年版
The British Museum所蔵
Museum number : 1979,0305,0.537.a (←末尾にaが付きます)
Title Object : Nijushiko zue 廿四孝図会
Print artist : Katsushika Taito II 二代葛飾戴斗
Cultures/periods : Bunsei Era
Production date : 1822
鳥に丸を付けました。意外にたくさんいました。
大舜
隊々耕春象 紛々耘草禽
嗣尭登宝位 孝感動天心
大舜は至て孝行ふかき人なり、父の名はこそうとて一段こころ
かたくなにして母もかたましき人なり、弟は心おごりていたづら者なれ共
是をとがめずひたすら孝行をつくせり、
常々暦山といふ所に耕作をしける、その孝心をかんじ大象来て
田をたかやし諸鳥とびをりて田のくさをくさぎり耕作のたすけを
なしける、然るに時の天子を尭王と申し奉る娥皇女英とて
二人の姫君ましましけるに尭王舜の孝行世にまれなることをきこし召及び
われ二人の姫君をきさきに備へ舜をむかへて天下をゆづり玉はんと仰られる、
土民の子何ぞ天位をうけんやと辞し玉へども尭あへてやみ玉ず終に舜王と
うやまはれ天下を納めたまふ其偏に孝心のふかきめぐみなりとみな人あをぎ尊み末代に名をつたへたまふ
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崩し字勉強中です。間違いやお気づきの点があったら教えて下さいね。