ーーー2024/06/18追記ーーー
黄山谷かも、という記事を書きましたが、黄山谷は正面にありました。
紛らわしいこと書いてすみませんでした。
↓正面の黄山谷。
ーーー2024/06/18追記終わりーーー
左から二番目(左端は欠損)の彫刻がこちら。一段高い所で脇息に凭れている女性らしき人物。手前の男性がお茶を運んでいる様子。これは漢文帝ね、と思いましたが。
でもお堂の反対側の面にも漢文帝かと思われる彫刻があったので、もしかしたらこれは漢文帝ではないのかも、という疑念が。
そう考えると、「漢文帝」にしては彫刻の左半分に不自然な空間がありますよね。
もしかして、本来ここに尿器を持った黄山谷がいたのではないかしら?
そう考えると、お茶を差し出している人物は皇帝(漢文帝)と言うよりも女性に見えてきます。うーん、男性かな。女性かな。
カーテンの隙間から覗く女性の口元はちょっと不気味。
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「二十四孝教近道」の黄山谷。上の彫刻はこの絵に似てるような。でもこの絵も、絵面だけ見ると漢文帝に見えますよね。
文章を読むと「あまたつかひ人もおほく また妻もありといへども みづから母の大小便の器物をとりあつかひて けがれたるときは 手づからこれをあらひて母にあたへ・・・」。
いや、これはどうみても尿器を渡しているのはなく飲み物を運んでいる場面ですよね。この絵を見て黄山谷だとは思いにくいです。でも「山谷」と書いてあるから「山谷」なんですね。この絵と上の彫刻の右半分はよく似てます。
ちなみに同じ「二十四孝教近道」の「漢文帝」はこちら。薄太后は椅子に座ってます。
和漢廿四孝 (柳下亭種員 撰)の漢文帝。二十四孝教近道の黄山谷とよく似てます。でも漢文帝。
「二十四孝諺解」の黄山谷。母親のお小水を川に流している黄山谷と、飲食物をお盆に乗せて運ぶ女性陣。
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黄山谷で合っているのか、はっきりするまで「タイトル不明」にしおきます。