2018-07-27 修身二十四孝・23 孟宗 孟宗(もうそう) 書籍/修身二十四孝(1843) 孟宗 泣竹生笋 「竹に泣いて笋(たかんな)を生ず」呉の孟仁 もとの名を宗といひしに 孫皎(そんこう)に仕へて 司空となれり この人の母 極めて賢女なりしとなり しかるにあるとき 老病の熱に冒され しきりに たけのこを望みきこえける 孟宗もとより 孝心深きものなれば 竹林に行き 天に祈り 泣き口説きしかば たちまちたけのこ雪を貫きて生じけり よろこびほりえて すすめければ さすが 老病も癒えにけりとなん ――― この赤丸で囲んだ字、「たかんな」とルビが振ってありますが、 これは楽器の琴、「ソウ」だと思うの。 「たかんな」は、この字よね。