左から二番目は「丁蘭」ですね。「丁蘭」の彫刻だけど「丁蘭」は不在という。棒を持って木像を叩こうとしている男性は隣人の張叔さんで、それを止めようとしているのは丁蘭の奥さん。丁蘭はいません。
ほぼほぼ、この挿絵と同じ構図ですね。
岡田玉山の絵本二十四孝・22丁蘭
お話:両親の像を祀って大事にしている丁蘭を、お隣の張叔さんは常日頃からバカにしてました。丁蘭の留守中に張叔が杖で像を打ったことを妻から聞いた丁蘭は仕返しに。暴行罪(?)で収監されそうになるも、像が悲しみの涙を流したので感動したお役人が丁蘭を解放してくれた、というような話です。
木像の二人の服装や、お供えの道具類も挿絵とよく似てます。
↓埼玉県の調(つき)神社の丁蘭。蟇股の限られた空間に、コンパクトにまとめてますね。