借金返済を手伝ってくれた織姫を見送る董永。
国立国会図書館デジタルコレクションより
董永
董永は後漢の人なり ちち死せしに葬る事あたわず 或家に身をひさきて
金を得 父を葬りたりしが あるとき美女来り 三百匹のきぬを織りて
董永の負債をつくのい われは天帝のおり女なりしが汝の孝心を憐み
我をしてかくの如くなさしめしとて終に去れりと
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お馴染み、織姫が天に帰っていくシーンですね。部屋の中には機織り機がちらっと見えます。董永のわきにはよくある反物ではなく鍬が置いてありますね。明日からはまた農作業に専念するのでしょうね。