これは湧き水と言うレベルじゃないわね。
『和漢廿四孝』(東北大学附属図書館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100445689
姜詩(きやうし)
姜詩は後漢の代 廣漢の人也
父をうしなひ一人の母につかへて考道しごくせり
妻のホウ氏(ほうし)も しうとめに事(つかふ)るにまめやか也
母つねに三十丁ほどはなれたる江湖の水をこのめり
ホウ氏つねにゆきて その水をくみ来る
又母うをのなますをこのめり
夫婦つねにととのへ母にすすめてよろこばしむ
かかる孝行のとく天に通じけん
姜詩がいへのかたはらに江湖の水わきいで
おのづから池となり朝ごとに鯉ありて
労せずして心のままに母に孝行をつくせしとなり
夫婦がまことをかんじ天よりたまふものなるべし
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