郭巨 為母埋子 「母のために 子を埋づむ」
後漢の人なり 家貧(し)くして老母を養ふに その食の不足ならんことを悲しむ 老母は三才の孫をいつくしみて その食をわかちあたふゆへ 郭巨夫婦これをうれへ つひに相談して その子を埋づむときに 金一釜を得たり 天 孝子郭巨にたまふといふ文字あり よってこれより 家富みますます孝養を尽くしたりとなん
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おばあさんが可愛い孫に自分のご飯を分けてあげてる。おばあさん可哀そう。子供を埋めてしまおう。金の釜が出てきた、神様からって書いてある・・・という話。真似して埋められた子がいないことを祈ります。