明けましておめでとうございます。今年も二十四孝の世界を堪能していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
さて2023年の記事は大舜(虞舜)で始まります。
国立国会図書館デジタルコレクションより
虞舜
虞舜は瞽䏂(こそう)の子にして名を重華(ちょうか)と云ひ
父瞽䏂 後妻に惑ひ次子象(しょう)と重華を殺さんとす
然るに少しも父の意(こころ)に違はず孝悌を盡したり
ある時歴山に耕しけるに象(ぞう)来り 又鳥来りて其(その)力を助けしと
後天子となれり
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>父瞽䏂 後妻に惑ひ 次子象(しょう)と 重華を殺さんとす
「えほん」と言うから文章もお子さま向けかと気を抜いたら、のっけからサスペンスモードです。でも両親の極悪非道ぶりは情操教育に悪いので(?)カットされてます。尭帝も登場しないまま、舜は天子になってめでたしめでたし。
お話の詳細は童子教・5舜子に詳しいです。