短期間ながら天女と暮らした董永。
さてこれは出会いのシーンでしょうか。それともお別れの挨拶をしているところでしょうか。出会ったのも別れるのも場所は同じ槐(えんじゅ)の木の下です。董永と天女が対面しているのは、日本の書籍や彫刻では見慣れない構図です。だいたい天女が雲に乗って空に上って去っていく図が多いですよね。
中国国家図書館•中国国家デジタル図書館ウェブサイトより
〇賣身葬父
董永。家貧。父死。賣身貸錢而葬。及去償工。途遇一婦。求為永妻。俱至主家。令織縑三百疋乃回。一月完成。歸至會所槐陰。遂辭永而去。
詩曰 葬父貸方兄 仙姫陌上迎
織縑債主債 孝感動天神
ーーー