二番目は漢文帝。 漢文帝かんのぶんてい漢文帝は漢の高祖の御子なり。いとけなき御名をば ごう(恒)とぞ申し侍りき。母薄(はく)太后に孝行なり。万の食事を参らせらるる時はまづ自ら聞し召しこころみ給へり。兄弟もあまたましましけれども此の帝ほど仁義…
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