陸績は幼にして孝なり。或日他家へいたりしに 我が懐より橘の実を落とせしかば 主人是をあやし(と)み尋ねしに 其の父橘の実を好むゆへ取りて持てりと詫びしとかや。
・たいてい陸績は橘の実を母親へのお土産として持ち帰ろうとした話になっていることが多いですが、この本は父親のためになってます。
陸績は幼にして孝なり。或日他家へいたりしに 我が懐より橘の実を落とせしかば 主人是をあやし(と)み尋ねしに 其の父橘の実を好むゆへ取りて持てりと詫びしとかや。
・たいてい陸績は橘の実を母親へのお土産として持ち帰ろうとした話になっていることが多いですが、この本は父親のためになってます。