「朝見の儀」の画像を輪王寺糸割符燈籠・7 大舜の記事に一緒に載せていましたが、独立させます。
胡粉の白さが眼を引く唐門。
「朝見の儀」の彫刻。横に長~い。
親に殺されそうになったり、象と耕作していた舜君がこんなに立派になって。
左端には太鼓をたたく男性。これは舜を皇帝にスカウトした尭帝が始めた「諫鼓(かんこ)」。尭帝は宮門の前に太鼓を据え、「政治に文句があったら、この太鼓を鳴らして教えよ」と民衆に告げた。けれど善政だったので誰も太鼓を叩かず、鳥がのんびり止まってた、というお話。
この人は叩いてますね。文句あったのかな。試し打ちかな。
↓先日成田駅近くで開催された山車人形展で展示されていた諫鼓鶏。太鼓に比べて巨大。
こちらは右端から三人目の男性。板に何やら書きつけています。
これは目安箱のような「誹謗の木」。苦情があったら書きつけるように、柱を立てたそう。この男性も書いてますね。苦情あったんでしょうか。試し書きでしょうか。
さて「舜帝朝見の儀」の彫刻の上には「許由巣父(きょゆう・そうほ)図」。帝になるのを頑なに拒否したお二人さんですね。
そこで尭帝は大舜に話を持って行って、舜の時代が来たんですねー。
唐門の彫刻は、徳川家康が舜帝に比すべき帝王であり、かつ徳川幕府が舜帝の治世を目指すということを意識して作られているのだろうとのこと。
唐門の説明。「古代中国の聖賢の故事を題材にした彫刻」。あっさりしすぎ。
「舜」の名前も出てこない・・・。