後漢の人なり 母に仕へて至孝なり その妻ホウ氏もまた姑に孝行を尽くしける しかるに母 井の水を嫌ひ 江の水を飲むことを好む この家 近くに清き江の水なきによりて 日々ホウ氏遠きより 水を汲み来たり 母にすすめける あるとき 姜詩が家のかたはらに 清き泉湧き 江の水に異ならず またこの水に 毎朝二匹の鯉出でて 供食の助けとなりしとぞ
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後漢の人なり 母に仕へて至孝なり その妻ホウ氏もまた姑に孝行を尽くしける しかるに母 井の水を嫌ひ 江の水を飲むことを好む この家 近くに清き江の水なきによりて 日々ホウ氏遠きより 水を汲み来たり 母にすすめける あるとき 姜詩が家のかたはらに 清き泉湧き 江の水に異ならず またこの水に 毎朝二匹の鯉出でて 供食の助けとなりしとぞ
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