二十四孝に会いに行く!

中国の親孝行な人たち・二十四孝に関するものを紹介していきます。

書籍/廿四孝(渓斎英泉)・16 老莱子

老人会の余興にも見えてしまう、老莱子の親孝行。派手な服着て楽器を打ち鳴らす。シラフじゃなかなかできません。

画像は早稲田大学図書館古典籍総合データベースより 

老莱子
老莱子は周の代の人なり
年七十にして父母をもてり おやにつかゆるに つねに
しょくもつもこどものごとく 七十におよべども
としおいたるといはず 衣ふくも子どものごとく
わけもなきあそびたはむれをなして ふたおやを
なぐさめ きうじなどにわざとつまづきころびて
もちたるものをおとし こどものごとく
なきわめき おさなきふぜいをなす これふたおや
わが子としおいてよめいなく わが身もたのみすくなく
思はんとてなり しん中日夜の孝心ふかきこと思ひやるべし
かく身をこらしつとむること至孝の行ひたくひなかるべし

詩曰
戯舞学嬌痴 春風動彩衣 
双親開口笑 喜色満庭圍

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